第13回Webグランプリ (2025年)
「Web人部門」贈賞式レポート

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2025年12月4日、シェラトン都ホテル東京にて、「Webグランプリ」の贈賞式が行われました。
今回で第13回となったWebグランプリ。
このページでは「Web人部門」の贈賞の様子をお伝えいたします。

贈賞に先立ちまして、Webグランプリ Web人賞選考委員会を代表して、株式会社コンセント 長谷川 敦士より、審査経過をご報告させていただきました。

ただいまご紹介いただきました、株式会社コンセントの長谷川と申します。Web人賞選考委員会を代表いたしまして、審査の経緯についてご報告させていただきます。

WebグランプリWeb人賞は今年で13回目となりました。私自身も前身となります、Webクリエーションアワードにおきまして、第10回、2012年に賞をいただいております。こちらのWebクリエーションアワードから数えますと、今年で24回を迎える賞となります。この「Web人」という名称ですが、例年、ビジネスの推進や社会変革に向けて、デジタルやウェブを巧みに活用している皆さんが受賞者となっており、今年は6名が受賞となりました。
大丸松坂屋百貨店の岡﨑さんは、一度ヤフーに転職し、大丸松坂屋さんに戻ってこられたという経歴の方です。インフルエンサー事業やメタバース事業、VTuber事業などの新規事業を立ち上げ、場所と時間の制約を受ける百貨店事業をデジタル活用するということで、拡大を図られました。
認定NPO法人ウィーログの織田さんは、ご自身が車いすユーザーの、いわゆる障がい当事者として、自身の経験をもとに、バリアフリーマップアプリ「ウィーログ」を開発し、車いすユーザーだけでなく、高齢者、ベビーカーユーザーが出かける際のハードルを下げる社会を実現されました。Webグランプリでは、アクセシビリティを評価するアクセシビリティ賞を実施していますが、織田さんはアプリだけでなく、行政や公共施設などの調整、政策提言をおこない、リアル社会でのアクセシビリティ向上に取り組んでいらっしゃいます。
一般社団法人企業研究会の鎌田さんは、企業研究会の中にWebマネジメントフォーラムを立ち上げ、20年以上そのコミュニティを推進されてきました。デジタルマーケティング研究機構と同様に、企業のWeb担当者に知見とネットワーキングの機会提供をおこなうということに尽力されてきました。
Figma Japanの川延さんは、デジタルマーケティング研究機構の会員の皆さんであれば、お世話になっている方も多いかと思いますが、Figmaの進化に尽力されてきました。デザイナーがデザインを作って共有・協業するだけでなく、そこからHTMLやCSSの生成や他システムへの実装にまで落とし込む仕組みを備えたプロダクト開発プラットフォームとなっており、ウェブ制作のあり方を変えたと言っても過言ではありません。
宮崎県都城市の野見山さんは都城市のふるさと納税を推進してこられた方です。これまで寄附受け入れ額で5回、全国トップとなっていますが、その金額以上に地域の事業者の皆さんと協力し、宮崎牛や焼酎を中心に都城市のブランディングをふるさと納税で実現されてきました。私自身も都城市という名前を、これをきっかけに読めるようになったということもあります。
株式会社サイバーエージェント/株式会社AbemaTVの山田さんは、新しい未来のテレビをコンセプトに掲げるAbemaTVにおいて、従来のテレビ広告とは異なる新しい未来の広告の姿を模索・挑戦し、その開発と運用を一貫して内製でおこなう体制構築を行ってきました。それにより、独自の広告手法やタイアップ企画は、今後の広告主とメディアの理想的な関係性に向けて新しい大きな可能性を見せてくれました。
以上、6名の審査経緯について簡単にご報告をさせていただきました。
受賞された6名の皆さん、大変おめでとうございます。

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いよいよWeb人部門の贈賞です。
今年のWeb人部門は、 Web人賞6名の受賞です。

Web人賞を受賞されたのは以下の方々です。
贈賞の際には、受賞者の皆さまからお言葉を頂戴いたしました。

認定NPO法人ウィーログ
織田 友理子 様

この度は、大変光栄な賞を受賞させていただき、どうもありがとうございます。

私は非常に重度の障がい者でありまして、中途障がい者で、杖歩行、そして手動車いす、簡易電動車いす、電動車いすと移行しまして、病気が進行してしまう「遠位型ミオパチー」という病名がついているのですが、本日、皆さまの受賞されている姿を見て、きっとWebアクセシビリティについてすごくそれぞれが取り組んでくださったのではないかなと思い、すごく感謝の気持ちでいっぱいになりました。私は手が使えなくなってしまったので、視線入力でしかパソコンを使えませんが、それでも障がい者を見捨てることなく、名だたる企業の皆さまが取り組んでくださっていることによって、私も社会とつながれているのだなと実感しております。皆さまには、これからもどうか切磋琢磨されて、頑張っていただきたいなと思います。本当にそうした皆さまのおかげで、過ごしやすい社会が築かれていると思いますので、私自身も闘って、人権を軸とした、みんなが社会に出られる世の中を作っていけるように頑張っていきますので、皆さまもどうかご一緒に頑張っていただきたいと思いました。本当に本日はおめでとうございます。そして、ありがとうございます。

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株式会社 大丸松坂屋百貨店
岡﨑 路易 様

大丸松坂屋百貨店の岡﨑です。この度はWeb人賞という栄誉ある賞を受賞させていただき、ありがとうございます。

私は伝統ある百貨店の中で、このようないでたちではございますが、デジタルの領域で新規事業の責任者をしております。どんなことをしてきたのかというと、意外と思われるかもしれませんが、インフルエンサーのプロデュース、世界でバズるアカウントを作り、さらに、メタバースで伝統芸能を再現し、そして今、VTuberのプロデュースといった、こういったデジタルのクリエイティブに関わるお仕事をさせていただきました。
こういったところをご評価いただき、このような賞をいただき、誠に感謝しております。こういったことが実現できたのも、今まで、特に2020年の9月から取り組んできました、5年間一緒に駆け回ってくれた、一緒に走ってくれたメンバーがいたから。そして、共創パートナーの皆さまがいたから。そして、一緒に頑張ってくれるクリエイターの皆さまがいたからだと思っております。
これからも新しい挑戦をしていきたいと思います。この度はありがとうございます。

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一般社団法人企業研究会
鎌田 義之 様

皆さん、こんにちは。ご紹介にあずかりました、企業研究会の鎌田と申します。

スピーチの原稿を持ってきたのですが、まさかの両手ふさがりスタイルなので、アドリブでやります。企業研究会という団体ですが、大手の企業の皆さまを対象にした異業種研究会とか、ビジネスセミナーを開催している団体です。今回、ご評価いただいたWebマネジメントフォーラムも、私どもが開催している30ある異業種研究会の1つでありまして、設立が企業サイトの黎明期といいますか、2000年代の初頭に、悩めるWebマスターの方々の横のつながりの場にしていただくために、実務家の皆さんと一緒に立ち上げた会合になります。私はいろいろな会合を担当しているのですが、毎回、その会合のキックオフの際には、メンバーの皆さまに会合を通じて、ぜひ困ったときに何でも相談できる社外の同僚をたくさん作ってくださいとお願いをしておりました。
このWebマネジメントフォーラムは、その中でも一番、社外の同僚を作っていただいているのではないかなと感じております。なぜかと申しますと、われわれの事務局は会合の運営はプロなのですが、個々の業務の知識が不足しておりまして、各メンバーの中で、業務のご経験の長い方に、運営幹事というお役目を担っていただいて、幹事さんのお知恵を拝借しながら、会合を運営しております。そして、このWebマネジメントフォーラムは、テーマ別の分科会もやっておりまして、幹事さんに各分科会のファシリテーターをお願いしています。皆さん毎回、分科会を明るく前向きに運営していただいておりまして、メンバーが自社のサイトの課題であるとか、ご自身のお悩みをざっくばらんに話せる雰囲気を作っていただいております。このことが社外の同僚作りの大きな支えになっていると感じております。今回、思いがけずこのようなすばらしい賞をいただくことができ、フォーラム発足以来、20年の長きに渡りまして支えていただきました、歴代の運営幹事の皆さま、お一人おひとりに感謝を申し上げたいと思います。
関係者の皆さま、この度は誠にありがとうございました。

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Figma Japan株式会社
川延 浩彰 様

皆さま、こんにちは。私は先ほどご紹介にあずかりました、Figma Japanの代表をしております川延と申します。

たぶん、登壇されている皆さんの中で一番カジュアルな格好で来てしまったのですが、一番覚えていただきたいやすい格好できたつもりですので、「Figma」を覚えていていただければうれしいです。先ほどご紹介の中でもあったように、こちらにお越しいただいている多くの方々も既にFigmaのお客様でいらっしゃいますし、ユーザー様もたくさんいらっしゃると思います。
また、われわれのパートナー様であったり、北は北海道、南は沖縄まで20以上のコミュニティの皆さま、そして国内外のFigmaの仲間、そういった皆さまのご協力やご尽力をなくして、この賞はいただけなかったものだと心から思っております。
私はFigmaにジョインしたのが2022年の1月ですが、そのタイミングは世の中にようやく2つ目のFigJamというプロジェクトが出たタイミングでした。それが今年の5月には、もう8つにまでプロダクトラインナップが拡充しています。8つまで拡充しますと、どういうことが起きるかというと、皆さんがお持ちのアイディアを最終的なプロダクト、ウェブサイトであったり、アプリであったり、そういったところまで一気通貫で対応できるようなプラットフォームに進化してきております。この進化を今後も止めるつもりはなく、より一層進化してまいりますので、Figmaにぜひご期待いただければと思います。日本の事業を担当する者としましては、今後のFigma日本事業においては、より一層コミットして対応していきます。
皆さんお一人おひとりに、少しでも貢献できるように頑張りますので、これからもぜひFigma並びにFigma Japanにご期待いただきたいと思います。
改めまして、本日はこのような本当にすばらしい賞をいただき、誠にありがとうございました。

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宮崎県都城市
野見山 修一 様

宮崎県都城市で、リニューアル当初から、ふるさと納税を担当している野見山と申します。

この度は、このようなすばらしい賞を受賞させていただきまして、本当にありがとうございます。後ろの方にも、前の方にも、民間企業のすばらしい皆さまが控えている中で、私のような自治体職員が受賞できたことは、正直、驚きもありつつ、大変光栄だなと思っています。受賞に関しては、当然、私個人の力だけではなく、同僚や関係者の皆さま、そして、ふるさと納税で返礼品を地元で一生懸命作ってくださっている地元の事業者の皆さま、その方々と官民で連携して、しっかりウェブの力を活用して発信できたからだと思っています。これからも行政でできること、もしくは行政が変えていかなければいけないこと、そういったこととしっかり向き合って、デジタルを活用して、地域の貢献につなげていきたいと思っています。
本日はどうもありがとうございます。

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株式会社サイバーエージェント/株式会社AbemaTV
山田 陸 様

まずは、このような機会をいただきまして、本当にありがとうございます。改めまして、サイバーエージェントでAbemaを担当しております山田です。

Abemaは開局からもう9年経ちまして、4月で10年になりますが、開局当初から、新しい未来のテレビを作るのだという想いで、社員一同頑張ってきました。
まだまだ発展途上ではありますが、新しいメディアとして、新しい広告の形、広告自体も今、マーケットの中でいろんな課題がまだまだあると思います。
特に若い方には広告が邪魔なものであったりとか、広告自体に対してのヘイトがあったりすると思いますが、われわれはメディアとして、広告自体もコンテンツとして楽しんでいただけるように、いろんな努力をしてまいりました。まだまだ微力ですが、社員のみんなと頑張ってきたことが、このような形で評価していただけたことは本当にうれしく思います。今後もまた、10年と言わず、100年つづく、また100年以上つづくサービスを作っていくのだという想いでおりますので、その励みになりました。
本当に今日はありがとうございました。

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今年も、デジタルを活用して社会全体への貢献に寄与し、活躍された皆さまの受賞となりました。

そして最後に、デジタルマーケティング研究機構 副代表幹事 西田 健より、閉会のご挨拶をさせていただきました。

本日はご多忙の中、Webグランプリ贈賞式にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。そして、受賞された皆さま、本当におめでとうございます。

この1年、今日は12月4日ですが、あと1ヶ月になりました。この1年間本当に、冒頭の中村代表幹事からも話がありましたが、もう1日のうちでAIという言葉を聞かない日がないぐらい、毎日AI、AI、そういう年だったのではないかと思います。このAIですが、もうあっという間に浸透しまして、私自身もそうですけど、仕事の中の1つのツールとして使っている方も多いかと思います。いろんな調べものをしたりですとか、ちょっとした資料も簡単にできますし、あるいは画像を作ったり動画を作ったり、私の娘も、Z世代、α世代ぐらいの子どもがいるのですが、まさしく毎日話を聞いていると、「チャッピー、今日は何をしたらいい?」とか、「友だちのプレゼントは何がいい?」、「今度の休みは何をする?」というように、チャッピーに本当に話をしていて、まるで友だちのように話をしているのを目の当たりにして、もう大きくこのAIによって、人々の生活が変わったのだなというのを実感する毎日であります。
一方で、これも先ほど中村代表幹事からお話がありましたが、AIによって多くの負の面、例えば、不正なコンテンツができてしまったり、不正な動画、画像であったり、そういったものがインターネット上に、あるいはその広告で溢れかえっているというのが、現状かと思います。
そういった憂慮すべき事態もあったりですとか、あと、われわれ今日お越しになっている方は、Web担当の方も非常にたくさんいらっしゃるかと思いますが、いわゆるAIオーバービューというような、AIによって、まとめができてしまって、検索エンジンの結果がすぐ出てきてしまって、そのサイトの先に行かなくなってしまうという現象も、私自身もそうですし、皆さん、真剣にひしひしと感じていると思います。
そういったAIによって大きく生活も変わってきましたし、われわれウェブ、それからデジタルの世界も大きく変わっている状態かなと思いますが、こうした大きな変化を、われわれはこれからどのように受け止めなければいけないかということが、まさしく突きつけられているという状態かなと思っています。それからまた、先ほどWebグランプリ プロジェクトリーダーの新井さんから話があったように、このWebグランプリ自体も企業のウェブサイト運営に携わる者が自主的、自発的に参加をして、お互いのサイトを評価し合うという仕組みを特徴としているのですが、こういったAIみたいな大きな流れによって、仕組みが一部、うまく機能しないところが、最近出てきているのではないかなと思っております。
このWebグランプリ自体が、創設当初からつづくような良い点をしっかりと受け継ぎつつ、一方で、変えるべきところはちゃんと変えていかなくちゃいけないということも、われわれ事務局としては考えております。そして1年後、またこのWebグランプリの第14回が、きっと開催できると思いますが、このWebグランプリを来年開催するときには、また、AIが加速度的に進化をして、今では考えられないような生活の変化ですとか、われわれのウェブの取り組み、それからウェブの仕組みも変わっているかもしれません。そういったことを今から期待をしつつ、来年のこの会を楽しみにして待っていきたいと思っております。
以上をもちまして、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構主催、第13回Webグランプリ贈賞式を閉会とします。
本日受賞された皆さま、本当におめでとうございます。

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Web人部門の贈賞のレポートは以上となります。
受賞者の皆さま、おめでとうございます。ご参加いただき、誠にありがとうございました。