アクセシビリティ賞 優秀賞
東急・東急電鉄公式サイト
東急株式会社・東急電鉄株式会社
◆リニューアルの背景と内製開発の体制
214社7法人(2025年3月現在)からなる東急グループの中核企業である東急(株)では、提供サービスや事業が多岐に渡ることなどから、公式サイトでの顧客向け情報発信における課題が生じていました。
課題解消のため、企業サイトとしての公式サイトに“顧客向け情報を取り扱うメディア機能”を追加して、2025年6月に「東急・東急電鉄公式サイト」として全面リニューアル。本サイトに掲載する情報を集約・配信する基盤システムも同時開発しています。
本プロジェクトは、東急のDX特別組織「URBAN HACKS」を中心に東急・東急電鉄と共創体制を築き、内製開発で実施。アジャイル開発を取り入れ、サービスの価値検証とUX改善を迅速に行いながら、リリース後も継続して改善す仕組みと体制を構築しています。
◆提供価値とプロダクトビジョンの策定
本プロジェクトでは、約6ヶ月かけて入念な顧客調査とコンセプト策定を実施。まず、顧客による移動や暮らしに関するアンケート調査し、結果をもとにペルソナを作成しました。複数回のワークショップを通して顧客への提供価値を定義し、“東急の魅力を届け、新しいまちや情報との出会いを楽しむためのプラットフォーム”というプロダクトビジョンを策定しました。
新設した「まちを楽しむ」ページの制作では、プロジェクトメンバーが東急線沿線の全99駅に足を運び、実際のまちの様子や特徴を反映しています。また、本サイトでは東急グループの複数事業の情報を発信するため、グループ各社から参加者を募りワークショップを実施し、グループ内でのサイト理解や、発信するコンテンツイメージを深めました。
◆リニューアル後のサイト概要と展望
リニューアルした「東急・東急電鉄公式サイト」では、東急線の運行・各駅情報などをより分かりやすく掲載するほか、まちに関する情報を発信します。グルメ・ショッピング・暮らしなど、東急線沿線での生活シーンに寄り添い、新たなまちの魅力を発見できる情報発信によって、移動需要とまちの賑わいの創出、長期的には沿線居住人口の増加を目指します。
◆誰でも使いやすい公式サイトへ
特にスマートフォンで閲覧・操作しやすいデザインを採用し、東急線の情報の中でもよりアクセス数が多いページに辿り着きやすくなりました。トップページ上の運行情報は視認しやすい表示とし、各駅情報ページのデザインも刷新して駅構内図やバリアフリー設備などの情報も獲得しやすくなりました。さらに、全ての顧客の使いやすさ向上のため、積極的なウェブアクセシビリティ対応を継続し、WCAG2.2のレベルAAを目指します。
顧客一人ひとりの暮らしや人生を豊かにし、選び続けられるまちづくりに寄与するとともに、東急グループの未来の創造にデジタル領域から貢献します。
