アクセシビリティ賞 優秀賞
集英社 2026年度 採用サイト
株式会社集英社
https://www.shueisha.co.jp/2026saiyo/
■背景
総合出版社として漫画・雑誌・書籍・デジタルコンテンツなど数多くのヒット作品を世に送り出してきた集英社。エンタメを通じて多くの人々に楽しさを届けてきた存在として、採用活動においても独自のアプローチを大切にしています。その象徴が、新入社員のアイデアをベースにした採用コンセプトの策定と、それに沿った採用サイトのアップデートです。企業が一方的にメッセージを発信するのではなく、入社間もない新人が自分たちの言葉で未来の仲間へ語りかける。このプロセスこそが、集英社が持つ“多様な才能を信じ、託す姿勢”を体現しています。
■2026年度 採用コンセプト
2026年度のテーマは 「胸の高鳴りに、懸けてみる。」
この言葉は、就活生が抱える複雑な感情を肯定し、挑戦への勇気を後押しするメッセージです。
1.揺れる気持ちの肯定
就活に向き合う中で芽生える熱意と同時に、モヤモヤ感や焦り、不安といった心の揺らぎも含めて映し出す。
2.「好き」を原動力に
自分の人生で大切にしてきたものや「好き」という気持ちを思い出し、その胸の高鳴りを力に変えて挑戦してほしい。
3.恐れず一歩を踏み出す
完璧を求めすぎず、怯まずに飛び込んでほしいというメッセージ。
ここには「たとえまだ未完成でも、自分の心が動くものに賭けてみることで未来は切り拓ける」という、集英社の価値観が反映されています。出版の世界もまた、一人ひとりの“面白そう”という胸の高鳴りから作品が生まれ、時代を動かしてきました。その精神を就活生にも共有したい、という願いが込められています。こうしたエモーショナルなニュアンスをデザインに落とし込み、求職者の背中をそっと押す存在となることを目指しました。
■デザイン表現
1.メインビジュアル
静けさの中に就活生の真摯な意志を映す画づくりを意識。テーマの「挑戦の入り口」として象徴的に配置しました。
2.エディトリアルデザイン
写真やメッセージに「手触り感」と「人の熱意」を込め、編集的な佇まいで全体を構築。また、出版社ならではの文字表現を取り入れ、文化的な厚みを加えました。
3.ブルータリズム的UI
過度な装飾を避け、あえて荒さを残すことで「未来を自ら創っていく」未完成感を演出。
■ユーザー体験
1.キーワードタグ
各コンテンツにはカテゴリキーワードを設定し、タグを通じて求める情報にすぐにアクセスできるようにするとともに、関連コンテンツへの回遊性を高めています。
2.アクセシビリティ
コントラスト比・文字サイズ・キーボード操作対応など、ウェブアクセシビリティにも高いレベルで配慮し、多様な状況にある求職者でも安心して利用できる設計としました。
