産業機器の製造、販売、保守・サービス、システムソリューションなどを展開している日立産機システムのコーポレートサイト。
近年、事業規模の拡大とともに北米を中心に欧州、アジアとグローバル市場への展開を広げ、その規模は事業売上の半分に迫る勢いです。その現状に合わせたグローバルなブランドコミュニケーションが必要と考え、それを推進し、めざす姿である「Leading a Sustainable Future」を表現するデザインへのリニューアルを日本語版・英語版ともに実施しました。 このリニューアルにより、当社がグローバルにサステナブルな社会を実現していく姿勢を伝えることをめざしています。

【リニューアルのポイント】
（1）企業の姿勢を表現したデザイン
デザイントーンを定義するキーワードを以下の4つに定め、デザイン・設計を行いました。

Creative
社員が製品に真剣に向き合う姿や作業をしている手元など、製品が作られている場面を寄りのカットを中心に表現。

Stylish
主力製品である空圧機器システム紹介ページの製品CGをリニューアル。
https://www.hitachi-ies.com/products/air-compressor/
グレー背景にコントラストのある質感を出し、一般的な産業機器の見え方に留まらないスタイリッシュさを演出しています。

Open minded
トップページでの区切りを感じさせないレイアウトの採用や、写真選定などで開かれた印象に見えるように。日立製作所のグループ企業であることを象徴する赤色も、要素が出現する際の差し色として使うことで、圧迫感の低減とアイデンティティの表現の両立をめざしました。

Global
あしらいの少ない、堂々としたレイアウトでグローバル感を表現。リニューアルに合わせてページごとの情報設計を整え見出しの階層を整理することで、シンプルな内容に見えることも意識しました。

（2）サイトの更新性を考慮したコンポーネント・開発設計
企業の窓口として常に鮮度の高い情報を発信する必要があるコーポレートサイトとして機能することをめざし、サイト内で使用するコンポーネントデザインを詳細に定義。また簡易に更新が行えるようにコーディング面でも考慮を行い、サイト設計を行いました。

（3）ウェブアクセシビリティへの考慮
ウェブアクセシビリティはJIS X 8341-3:2016レベルA・レベルAAに一部準拠し、ユーザー体験の向上のため細部の設計にも配慮しました。

※製品・ソリューション配下については、製品カテゴリごとに事例や詳細情報など相当数のページが紐づいているため、今回は一部ページのリニューアルに留める形としていますが今後、全ページに対して新テンプレートを順次適用していく方向で検討を進めております。