株式会社SmartHRは、「well-working 労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。」をコーポレートミッションに掲げ、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供しています。
2013年の創業以来、事業・組織ともに拡大を続け、2024年2月には従業員数が1,000名を突破しました。また、2026年入社者より新卒1期生の採用を行っています。事業成長をさらに加速させる組織づくりに向け、豊富な情報の提供と最適なマッチングの実現を目指して2024年3月に採用サイトをリニューアルしました。

【リニューアルの目的】

①新卒1期生の採用に向けた情報提供
新卒1期生はビジネス総合職、プロダクトエンジニア職、プロダクトデザイナー職を対象に採用活動を展開。応募者に各職種の特徴や魅力、選考についてのプロセスを伝えるために、職種ごとに詳細ページを設置しました。

②採用選考時に求められる情報を集約
約100職種ほどの採用を実施するにあたり、リニューアル前のサイトでは、募集職種やコンテンツの増加による掲載情報の複雑化が課題でした。そこで、採用におけるあらゆる情報をサイトに集約、フィルター機能などで必要な情報にアクセスしやすく改善しました。特に採用数が多い職種に関しては、職務内容の理解を深めてもらうため「仕事とチーム」というページを新設しました。

③バリュー・カルチャーの訴求を強化
SmartHRの採用活動ではスキルや経験以上に「会社が定めるバリューを体現し、一緒に維持・進化してもらえるか」を重視しています。そこで、バリューの内容と解釈を選考時点で分かりやすく理解してもらうために、グラフィックを織り交ぜたバリューページを設置しました。

【制作のポイント】

①バリュー・カルチャーを伝えるためのデザイン
社員のスタンスを表したトップコピーの制作やバリューが展開されたグラフィック制作、カルチャーを視覚化したさまざまな部署の社員の写真など“今のSmartHR”が伝わり、スケールアップ企業として期待を抱けるデザインの制作にこだわりました。

②ウェブアクセシビリティに高いレベルで対応
SmartHRでは、提供するサービスにおいて「誰もが負担がなく心地よく使える設計で、使いやすいこと」を重視しています。この姿勢を採用サイトでも体現するべく、設計段階からアクセシビリティを考慮して制作。当社が定めるウェブアクセシビリティのチェックリストに則りデザイン・実装をしています。以下は代表的な事例です。

・弱視・ロービジョンのユーザーに配慮したコントラスト比
・ケガや障害でマウスを使わないユーザーに配慮したキーボードでの操作性
・動きによって認知や集中を削がれるユーザーに配慮したサイト全体のアニメーションを停止する機能