コーポレートサイト賞 優秀賞
そでらぼ(ソーシャルデザインラボ) | サイボウズの課題解決実験
サイボウズ株式会社
■そでらぼとは?
サイボウズ株式会社のソーシャルデザインラボ(通称:そでらぼ)は、社会が抱える課題に対して、持続可能な解決策を共有、共感、政策化するための部門です。私たちはサイボウズの「チームワークあふれる社会を創る」というビジョンに基づいて、WEBを訪れた皆さまに社会実験を通じた小さな行動をもたらすことを目指しています。
■WEBコンセプト
「多様な人々がチームになる社会実験」がコンセプトです。多様の概念は、性別・年齢・人種・地域といった条件に限定せず、「既に十分に多様なメンバーが集まっている」という捉え方をしています。そのため、チームは会社内のメンバーのみに捉われず、組織や地域を超えたプレイヤー達と連携し実証実験事業を行います。そでらぼでは多様=社会全体でチーム創るという視点を重視し、各ページ内にチーム構成図として紹介しています。
■育苗実験の成長と貢献
私たちはこの実証実験を「育苗実験」と名付けています。ある社会課題に関心が強い担当者が、必要な役割を担うプレイヤーとチームを創り、育苗実験をはじめます。この実験は、多くの人々から共感を得ることで、苗が育つように大きな実験へと成長していきます。最終的には、政策のエビデンスとして政府や行政機関、議員などに成果を提供し、政策実行の一助とすることで社会課題の解決に貢献することを目標としています。
■社会課題関心層へのアプローチ
育苗実験は「社会課題関心層」を対象としています。彼らは社会課題に対して関心を持ち、ニュースやSNS等で情報収集を行いますが、自ら意見を発信したり、積極的に行動を起こすことは多くありません。しかし、そんな彼らが行動を起こすことで社会課題解決の力やスピードは飛躍的に強まっていくと考えています。
■多様なチームを表す生き物たち
WEBサイトにはあちこちに、カラフルで不定形な不思議な生き物が表現されています。これは育苗実験に参加する「多様な人々」を表したもので自社スタッフ、取引先、大人、子ども、障害者、行政などなど、皆が同じ立場を受け入れ、同じ目的の中で、かつ柔軟に変化していく様子をイメージしています。
■投票機能とnoteとの連携
WEBを訪れた方が「このチーム(育苗実験)を応援したい」、「自分の意思を発信してみたい」という気持ちを持ってもらえるように、投票の仕組みや、社会潮流データ、現場のストーリー発信、noteとの自動連携を行なっています。投票というワンクリックの行動でもそれは大事な意思表示となるのです。
そでらぼは、社会課題は個人の力だけでは解決できないという前提のもと、社会全体で多様なチームをつくり、活動への共感、参加を通じて問題解決に向かう取り組みです。このWEBをきっかけとして、社会課題関心層を含む多くの人々が「社会を変える最初の一歩」を踏み出せることを切に願っています。