Webグランプリ

第12回Webグランプリ (2024年)
「企業グランプリ部門」受賞サイト

Facebook Twitter はてぶ

 企業BtoBサイト賞 優秀賞

優秀賞 Voice by TOYOBO(東洋紡オウンドメディア)

Voice by TOYOBO(東洋紡オウンドメディア)

東洋紡株式会社

[オウンドメディアをローンチした背景]
わたしたち東洋紡は綿紡績を祖業として、現在では液晶ディスプレイや食品包装に使われる「フィルム」事業、人工腎臓用中空糸膜や感染症診断関連製品などの「ライスサイエンス」事業、モビリティや海水淡水化膜、超高強力ポリエチレン繊維などの「環境・機能材」事業を行っているBtoBの素材メーカーです。

昨2023年、コーポレートサイトリニューアルを実施し、社内外で一定の評価をいただきましたが、改善すべき課題も見つかりました。よく言えば、情報は整理され、見た目はきれいに整えられたのですが、悪く言うと無機質な、人の温度感が少ないというところでした。

[TOYOBOの体温を感じる、現場の「声」をお伝えします]
当社代表取締役社長の竹内は日頃より「現場が主役」と言っています。わたしたち従業員は誇りとやりがいを持って、業務に取り組んでいますが、その思いや熱意 - つまり現場の「声」をウェブから十分に発信できていませんでした。コーポレートサイト内でコンテンツを拡充する方法やクラウドサービスを利用する方法も検討しましたが、温度感が伝わる独立したメディアとして、2024年3月に「Voice by TOYOBO」を立ち上げました。

[記事コンテンツの工夫]
比較的短文であるXやInstagramなどのSNSに親しんでいる若年層やライト層でも気軽に読めるように文章はなるべく短めに抑え、会話形式+画像でテンポよく読めるようにしています。難しい言い回しは避けて、人の想いが伝わりやすい文章を心がけています。またオリジナルキャラクターを登場させることで気軽さや親しみを演出しています。

[社内外の反響]
ローンチ後、若手インタビュー記事は就活期間とも相まって、エンゲージメント率、スクロール率も良好で人気コンテンツとなっています。
7月に新しく発行された新1万円札の渋沢栄一は当社の創立者でもあり、当社と渋沢栄一の関係性をクイズ形式で見せることでライト層にもアプローチできました。新札発行当日7月3日にはローンチ後の過去最高ユーザー数を記録し、狙い通りの結果を得ました。
世界シェア60%(当社推定)を誇る液晶ディスプレイ向け偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF(R)」は民放テレビにも取り上げられ、認知度向上に寄与しました。

社内では「そんな熱意を持って成し遂げた仕事だったのか」、「実際に汗を流したあの人たちを取り上げてくれたのがうれしい!」「Voice by TOYOBOに出してほしい・・・!」などさまざまな反響を呼んでおります。

「Voice by TOYOBO」はまだ始まったばかりです。わたしたちの体温を感じる、現場の「声」をお伝えしてまいります。