[2023年4月にコーポレートサイトリニューアル]
わたしたち東洋紡は綿紡績を祖業として、現在では食品包装や液晶ディスプレイに使われる「フイルム」事業、人工腎臓用中空糸膜や感染症診断関連製品などの「ライスサイエンス」事業、モビリティや海水淡水化膜、超高強力ポリエチレン繊維などの「環境・機能材」事業を行っているBtoBの素材メーカーです。

2022年に創業140周年を迎え、新たなCIロゴの制定、新本社への移転、そして、サステナブル・ビジョン2030を発表しましたが、ウェブサイトにおいては会社がどこを目指して、どのような姿になりたいかが明確に表現できていませんでした。
今回のコーポレートサイトリニューアルでは、わたしたちのありたい姿、めざす姿を明確にし、当社がどのようなことを大事にし、どのように社会の課題解決に貢献できるかを表現しました。

[新CIロゴに基づいためざす姿を体現したデザイン]
信頼感、進歩的なイメージを保ちつつも親しみやすく、遊び心を感じるデザインを意識しました。トップページのシェイプランゲージ※ は「丸」ないしは「球」を使用した「親しみやすさ」「遊び心」で、同時にこれらのシェイプは新CIロゴに内包される「地球」や「地平線」をイメージするものです。

※ シェイプランゲージ：馴染みのある幾何学的形状で特定のイメージを伝達するコンセプトのこと

[サステナブル・ビジョン2030]
TOPページにおいて、当社がどこを目指して、どのような姿になりたいかがわかるように情報を集約しました。

①2030年のありたい姿
「サステナブル・ビジョン2030」にある「ありたい姿」の定量的な目標である「サステナビリティ指標」と「財務指標」を指し示しました。
②社会の課題解決
当社が社会のどのような課題解決ができるかについて、下層ページにばらけていたコンテンツを「社会課題へのソリューション提供」としてまとめました。

[動線整理]
企業情報を4つにカテゴリ分けするなど、全体的にコンテンツ構成を見直しました。特に以下２点について工夫して改善しました。

①グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーションではメガメニューを採用することで、コーポレートサイトのどのページからでも第４階層まで直接アクセスすることができるようにしました。
また特に訴求したいコンテンツについてはバナー化し、アクセスしやすくしました。
②製品情報
製品情報において、「用途でさがす」では絞り込むことで該当商材を一覧的に見られるようにしました。「事業分野から製品サイトを探す」では、前サイトではアコーディオンメニューで表示していましたが、カテゴリの一覧性を確保するため一覧表示とし、全体像をとらえやすくしました。
製品情報専用の検索窓では、製品情報内のコンテンツが優先的に表示されるように改善しました。