第10回Webグランプリ「企業グランプリ部門」贈賞式レポート

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2022年12月1日、東京、白金台の八芳園にて、「Webグランプリ」の贈賞式が行われました。
今回で第10回となったWebグランプリ。このページでは「企業グランプリ部門」の贈賞の様子をお伝えいたします。

贈賞に先立ちまして、開会のご挨拶を、デジタルマーケティング研究機構 代表幹事 中村 俊之よりさせていただきました。

皆様、本日は「第10回Webグランプリ贈賞式」にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。

Webグランプリは業界の健全な発展を目指し、1年間の中でも非常に優れたウェブサイト及び活動を顕彰し、その功績を讃えるということを趣旨として開催をさせていただいております。コロナ禍という言葉に代表されます通り、もう3年目の新しい生活や社会の活動といったものが根付いた中で、DXと呼ばれるような言葉も当たり前になっておりますし、最近ではWeb 3やNFT、メタバースといった言葉も一般的に使われるようになっております。今回の受賞された皆様のウェブサイトや活動といったものは、これから先の社会、そして、拡張し進化していくウェブサイトの役割や重要性といったものを考えたときに、非常に多くのヒントがあるというふうに考えております。今日のこのWebグランプリの場が、皆様にとって非常に有意義な時間とこれから先の示唆に富んだ場となりますことを祈念して、私からの開会のご挨拶とさせていただければと思います。本日は贈賞式の後にささやかではございますが、皆様のネットワーキング、また懇親の場といったものを、ご用意させていただいておりますので、ぜひ最後までお楽しみいただければ幸いです。受賞されました企業の皆様、個人の皆様、誠におめでとうございます。

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続いて、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 専務理事 鈴木 信二よりご挨拶をさせていただきました。

ただいまご紹介いただきました、日本アドバタイザーズ協会の鈴木です。開会に先立ちまして一言ご挨拶を申し上げたいと思います。

Webグランプリ贈賞式にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。それから本日受賞された関係者の皆様、誠におめでとうございます。さて、ウクライナ情勢を受けて、世界経済は成長の鈍化が見込まれておりますが、このコロナ禍、行動制限が少しずつ解除され、観光需要とか、インバウンドの復活により、日本経済は緩やかな成長が見込まれております。新型コロナウイルスの感染の先行きは不透明ですが、事業活動は活発になっておるようであります。このパンデミック下で、生活は大きく変化しました。先ほど来、中村代表もおっしゃっておりますが、皆様が関わっているデジタル技術により、より洗練されたより便利な新しいサービスなどが、次々と生まれておりまして、このコロナ禍での私達の生活を支えてくれています。デジタル技術は未来をつくる技術でもあります。来年は、デジタルを基盤とした様々な事業に関わる皆様のさらなる成長になりますように心より祈念いたしまして、私のご挨拶といたします。どうもありがとうございました。

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企業グランプリ部門贈賞のオープニングムービーが流れると、いよいよ各賞贈賞の開始です。
はじめに、Webグランプリ プロジェクトリーダー 新井 隆之より審査経過の発表を行いました。

皆様、この度はおめでとうございます。デジタルマーケティング研究機構 Webグランプリ プロジェクトリーダーを担当しております岩崎電気の新井と申します。

いつもこの審査経過報告では、数値的なお話をさせていただきましたが、あまり面白くもないでしょうということで、各サイトがどのような経緯でグランプリをとったかといったポイントをまとめてお話させていただこうとも思ったのですが、バラバラにお話しても、なかなかわからないでしょうということで、各贈賞のタイミングでコメントとしてご紹介させていただきますので、お耳汚しいただければと思います。私からはあらためて3つ、お礼とお願いをさせていただいて、報告ではないかもしれませんが、ご挨拶とさせていただきます。まず、Webグランプリにご参加いただきまして誠にありがとうございました。お忙しい中、しっかりと審査をしていただきまして誠にありがとうございました。そして、本日ここにお越しいただきましてありがとうございました。お願いとしては、審査委員のコメントをぜひご活用ください。またぜひ次回もWebグランプリにご参加いただければと思います。最後に、またぜひこの場にお越しいただければとも思っております。この度は本当にありがとうございました。

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始まりは「審査委員特別貢献賞」の贈賞からでした。
「企業グランプリ部門」は、参加企業各社の審査委員による相互審査にて行われています。その審査において、素晴らしいコメントをいただいた皆様を、審査委員特別貢献賞として表彰させていただきました。

受賞されたのは以下の方々です。

株式会社Beans adworks 鍋野 真也 様

※鍋野様は大建工業株式会社の
パートナー企業として審査にご参加

鍋野様は当日、ご都合により欠席でした。

ライオン株式会社 穂積 康友 様

株式会社インプレス 安田 英久 様

※安田 様は特別審査委員として審査にご参加

審査委員特別貢献賞を受賞された皆様には、
表彰状、フォトスタンド及び副賞を贈呈させていただきました。

続きまして、企業BtoBサイト賞の贈賞です。
企業BtoBサイト賞は優秀賞2サイト、グランプリ1サイトの受賞となりました。

企業BtoBサイト賞 優秀賞は
住商インテリアインターナショナル株式会社
「住商インテリアインターナショナル コーポレートサイト」です。

本サイトは、インテリア企業にふさわしい、サイトの美しさ、高品質の写真を多用した高級感をサイトでもしっかりと表現された点が審査委員に届いたようです。

同じく、企業BtoBサイト賞 優秀賞は
三菱電機株式会社
「三菱電機ソリューションサイト」です。

本サイトは、お客さまの課題解決を目的にした作りに大きな共感を得られ、目的達成のための見事な情報整理もお手本となるサイトです。

そして、企業BtoBサイト賞 グランプリは
日本ガイシ株式会社
「NGKサイエンスサイト」です。

本サイトは、「次世代を担う子どもたちに科学の楽しさを伝えたい」の思いの通り、審査委員の皆さんにも楽しさが伝わり、高評価につながりました。

見事グランプリを受賞されました
日本ガイシ 中居 様にお言葉を頂戴いたしました。

日本ガイシでございます。この度はこのような栄えある賞をいただき、心よりお礼申し上げます。

このサイエンスサイトは、25年もの長き間、弊社の中で大切に育ててきたサイトなので、エントリーしてから、私の重圧たるや、どうしようという感じだったのですが、ほっとしております。というのも、これは科学者の、子供たちの未来のためにという想いで、本当に忙しい中、協力してくださっている数多くの科学者の先生に支えられております。こういった賞をいただくことは、その先生とそれを支えるクリエイティブのスタッフたちにとって、何よりの励みになります。審査委員の皆さんが、サイトの構造とか見た目だけではなく、そういった想いについてまで汲み取って、この賞を授けてくださったことを本当にありがたく思います。この度はありがとうございました。

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続きまして、企業BtoCサイト賞の贈賞です。
企業BtoCサイト賞は優秀賞2サイト、グランプリ1サイトの受賞となりました。

企業BtoCサイト賞 優秀賞は
熊本県 教育庁 県立学校教育局 高校教育課 高校魅力化推進室の
「ここから始まる学校選び!熊本県立高校検索ガイド」です。

本サイトは、使いやすい検索機能はもちろん、情報を充実させる運用体制の構築にも関心があつまり、審査委員自らのために当時欲しかったサイトという声が多く聞かれました。

同じく、企業BtoCサイト賞 優秀賞は
福島県商工会連合会
「人柄にじむ福島通販|シオクリビト」です。

本サイトは、ランダムに表示されるエピソードと生産者の人柄を魅力的に伝えられるコンテンツが、機能特化されたECサイトとは一線を画すつくりで審査委員の心に響きました。

そして、企業BtoCサイト賞 グランプリは
ブラザー工業株式会社
「ブラザー SDGs STORY」です。

本サイトは、アニメーションとストーリーを効果的に採用することで、自社の取り組みのみならず、広くSDGsへの理解促進に活用できるコンテンツに仕上がっていて、学びの多いサイトです。

見事グランプリを受賞されました
ブラザー工業 岩田 様にお言葉を頂戴いたしました。

ただいまご紹介にあずかりましたブラザーの岩田でございます。この度は名誉ある賞をいただきまして誠にありがとうございます。

協会の皆さん、審査委員の皆さん、貴重なお時間をこの審査に使っていただきまして誠にありがとうございます。僕らのサイトは、企業のSDGs活動という他人ごとというふうに思われてしまうものを、いかに見ていただく方に共感を持って、お伝えできるかということで、ストーリーという構成で各記事を制作しております。また、何かのきっかけで私どものサイトに訪れていただいた方には、繰り返しサイトに訪れていただきたいということで、ユーザーの方に参加いただけるコーナーでしたり、コンテンツの継続的な拡充を行っています。我々のサイトはグローバルにSDGsのブランディングを訴求したいと考えておりますので、ほとんどのコンテンツが英語も併記した形になっています。また、3 Dアニメーションということで、人種や性別を意識しないような形で、我々のサイトのデザインを制作会社のアクアリングさんと一緒に作ってまいりました。こういった賞を受賞させていただいて、僕らはまだまだこのサイトを育てていかなくてはいけないと思っています。また新しい挑戦もですね。僕らの成功の基準というのは、自分の大事な人に「このサイトがすぐ見せたいと思えるものになっているか」というような基準で作っています。これからも、我々のサイトやブラザーのことを応援いただければ幸いです。この度は、受賞させていただき誠にありがとうございました。

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続きまして、プロモーションサイト賞の贈賞です。
プロモーションサイト賞は、優秀賞2サイト、グランプリ1サイトの受賞です。

プロモーションサイト賞 優秀賞は
アース製薬株式会社
「愛のサラテクト」です。

本サイトは、消費者がみたいコンテンツと、企業が訴求したい商品PRが見事に両立されている秀逸な動画と、それをストレスなく見続けられる考えられたUI。全部の動画をご覧になった審査委員も多いようです。

同じく、プロモーションサイト賞 優秀賞は
日清食品ホールディングス株式会社
「日清焼そば×シャウエッセン ハードボイルドウインナー焼そば」です。

本サイトは、単純に面白い、世界観が一致していてシェアしたくなるコンテンツというだけでなく、すぐに食べたい。スーパーに走りたい。といったリアル誘導に成功している優れた内容となっているようです。

そして、プロモーションサイト賞 グランプリは
株式会社クボタ
「KUBOTA FUTURE CUBE」です。

本サイトは、作り手が狙った「ワクワク」が見事に審査委員に伝わり、楽しみながら審査が行われました。多様なCGを用いながらも閲覧に負担をかけない技術力にも注目が集まりました。

見事グランプリを受賞されました
クボタ 廣瀬 様にお言葉を頂戴いたしました。

クボタでブランディングを担当しております廣瀬でございます。この度は、本当に光栄な賞を頂戴しまして、誠に感謝申し上げます。

我々は、今回のプロモーションサイト、何を実現したかったかというと、クボタが思い描く未来の社会・暮らしと、その実現に向けた技術をテーマに、今回プロモーションサイトを作りました。我々は今、長期ビジョンを掲げておりまして、長期ビジョンの中では食料・水・環境、様々な社会課題をいかに解決していくのかという当社のミッションをなんとか若い方々にも知っていただきたい、かつ、それをグローバルに発信をしたいということで、電通様はじめ、制作の会社の方々と見たことのないサイトを作ろうということで、今回1年ぐらいかけて、作らせていただきました。フルCGを使わせていただいて、デザインからコンテンツ、本当に苦労はしましたけれども、ご協力いただいた方々のご支援で何とか実現できました。これからもこういったメッセージの発信を、デジタルを通じて頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました。

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続きまして、コーポレートサイト賞の贈賞です。
コーポレートサイト賞は、優秀賞4サイト、グランプリ1サイトの受賞です。

コーポレートサイト賞 優秀賞は
中外製薬株式会社
「くすりの会社の「そうぞうLABO」」です。

本サイトは、子供向けサイトとしての価値もさることながら、大人にも十分楽しめる内容となっています。デザイン性とアクセシビリティの両立を実現している優良サイトです。

同じく、コーポレートサイト賞 優秀賞は
一般財団法ひふみ会 まちだ丘の上病院
「一般財団法人ひふみ会まちだ丘の上病院 公式ホームページ」です。

本サイトは、「病院らしくないサイト」を目指して設計されましたが、優しさ、誠実さなどとても「よい病院らしい」印象を届けたようです。用事がなくても寄りたいサイトは地域密着を具現化されている印象です。

同じく、コーポレートサイト賞 優秀賞は
株式会社ベネッセホールディングス
「サステナブルな社会へ from Benesse(よく生きる)」です。

本サイトは、人を大切にする企業姿勢が、閲覧者にも伝わり、心地よい印象を与えたサイトでした。大人と子供むけに分けられたコンテンツも高評価です。

同じく、コーポレートサイト賞 優秀賞は
ライオン株式会社
「ライオンコーポレートサイト」です。

本サイトは、目的にたどり着きやすい。という大型サイトでの最高の評価を中心に、わかりやすい。読みやすい。などポジティブな言葉が多数並びます。清潔、誠実といった企業イメージも正しく届いています。

そして、コーポレートサイト賞 グランプリは
亀田製菓株式会社
「亀田製菓株式会社 コーポレートサイト」です。

本サイトは、全体を通して、とても丁寧に作られています。柔らかさなど徹底した世界観をつくり、コアターゲットである家族層を意識されていることが良くわかります。

見事グランプリを受賞されました 亀田製菓 神林 様にお言葉を頂戴いたしました。

亀田製菓の神林と申します。この度は栄えあるグランプリをいただき、誠にありがとうございます。

コーポレートサイトを今回刷新するにあたりまして、テーマとして[亀田製菓の理念に共感してくれるお客様を作る]ということをテーマに据えました。サイトとしましては、弊社の掲げるBetter For Youという価値を、大切な人の心と体の健やかさとして落とし込んだトップメッセージや、ハイハイン、弊社の赤ちゃん向けのものですけれども、こちらの質問コーナーなどストーリーを持った、ストーリー性を重視したサイト構成に挑戦いたしました。結果として多くのお客様や従業員からご好評いただいております。今後も新しい亀田製菓の価値を知っていただくために、より美味しく楽しいコンテンツを拡充していきたいと思っております。また、本プロジェクトの制作パートナーであるコンセント様には、プロジェクトの最初から最後まで牽引していただき、プロジェクトを完走できたのはコンセント様のおかげと大変感謝しております。この場を借りてあらためてお礼を申し上げたいと思います。本日は本当にありがとうございました。

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最後は、アクセシビリティ賞の贈賞です。
アクセシビリティ賞は、優秀賞5サイト、グランプリ1サイトの受賞です。

アクセシビリティ賞 優秀賞は
株式会社サカタのタネ
「サカタのタネ コーポレート ウェブサイト」です。

同じく、アクセシビリティ賞 優秀賞は
株式会社SmartHR
「WORK DESIGN AWARD」です。

同じく、アクセシビリティ賞 優秀賞は
中外製薬株式会社
「くすりの会社の「そうぞうLABO」」です。
中外製薬様はコーポレートサイト賞 優秀賞とのダブル受賞となりました。

同じく、アクセシビリティ賞 優秀賞は
株式会社ビズリーチ
「Visional Designer Internship 2022 「脳が汗かく5日間」」です。 

同じく、アクセシビリティ賞 優秀賞は
福岡市経済観光文化局 国際経済・コンテンツ部 まつり振興課
「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり モバイルどんたく(モバどん)」です。

そして、アクセシビリティ賞 グランプリは
東京海上日動火災保険株式会社
「自動車保険」です。

見事グランプリを受賞されました
東京海上日動火災保険 矢内 様にお言葉を頂戴いたしました。

ただいまご紹介にあずかりました東京海上日動の矢内と申します。今回はアクセシビリティ賞グランプリと、このような栄えある賞をいただきまして大変光栄に思っております。

また、事務局の皆様、引き続き大変な中、このように盛大に受賞式をご準備いただきまして誠にありがとうございます。当社のサイト、今回はエントリーをさせていただいたのが、自動車保険の個人向けの商品サイトにはなるのですけれども、アクセシビリティというところに関しましては全社のサイトを通して取り組んでいるところがございまして、レギュレーションといったところですとか、そういったものの運用とか、個人向けの商品、法人向けの商品、IRとか採用とか本当にステークホルダーが多く、関係者が多い大規模なサイトと言えると思うのですけれども、そういったものを通して一定の品質を担保するというところはすごく苦労がありまして、今回こういう評価をいただけたことは、弊社にとって励みになるなと思っております。一方で、より広い意味でのアクセシビリティ、UI、UXですとか、そういったものを通した使いやすいサイトというところに関しては、完成することがないものかなと思っておりまして、今回いただけた賞を励みに色々な取り組みを続けて、より良いウェブサイト作りを継続していきたいかなと思っております。今回はありがとうございました。

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企業グランプリ部門の贈賞のレポートは以上となります。
受賞された皆様、おめでとうございます。ご参加いただき、誠にありがとうございました。