【プロジェクトの概要、狙い】
サマーインターンは、まだ弊社に強い関心がない学生のみなさまにもリーチし、意向を醸成できる有効手段であり、新卒採用戦略においても重要な位置付けです。
そのため、サマーインターンの集客時点で弊社の特徴を正しく伝え、弊社にマッチする学生のみなさまに興味を持っていただくことが必要でした。

しかし、弊社の特徴の一つである「課題解決のためのデザイン」という言葉はコモディティ化されており、他社との差別化ができていない課題がありました。
そこで、「課題解決」という言葉を使わずに、弊社のデザイナーが大切にしている観点を整理した結果、「課題の本質を深く思考すること」や「BtoBデザイン特有の複雑なユーザー理解に真摯に向き合うこと」だと考えました。

デザイナー向けのサマーインターンで、思考するプロセスに比重を割いたプログラムを提供する企業が少ないなかで、弊社がそこに比重を割く意味を示し、サマーインターンおける提供価値として伝えたことは、他社との差別化になり、弊社によりマッチする学生のみなさまとの出会いにつながったのではないかと思います。

【デザイン】
キービジュアルでは、「課題の本質を深く思考すること」や「BtoBデザイン特有の複雑なユーザー理解に真摯に向き合うこと」といったプロジェクトのコンセプトを元に、
課題やユーザーの声を捉え、組み立て、また崩して、組み立てを繰り返して解決に近づく様を積み木に見立てモチーフに設定しました。
ざらっとしたテクスチャーと大体な白抜きの表現で、骨太で芯の通ったデザインをしたいという弊社の思いを、タイポグラフィや枠線の表現、カラーリングで華やかさ、キャッチーさを取り入れ、骨太さとデザイナーらしい遊び心が両立できるような表現を模索しました。
イベントタイトルは、課題に向き合い続けるハードさと、部活の合宿のようなちょっとした泥臭さやキャッチーさを伝えられるよう言葉を選定しました。