第10回Webグランプリ「企業グランプリ部門」受賞サイト

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 コーポレートサイト賞 グランプリ

グランプリ 亀田製菓株式会社 コーポレートサイト

亀田製菓株式会社 コーポレートサイト

亀田製菓株式会社

[背景・課題]
当社は「亀田の柿の種」「ハッピーターン」などの主力商品を持ち、米菓事業の国内シェア約30%を占めています。しかしお客様の嗜好が多様化する中で選ばれ続けるためには、「亀田製菓の考え方に共感するから買う」という企業ファンの創出が必要です。

当社には、商品を通じてお客様の健やかなライフスタイルへ貢献する“Better For You”という価値を提供し、持続可能な社会の実現に資する企業として成長していきたいとの思いがありました。しかし従来のサイトは商品情報が主体のコンテンツ構成であり、そういった「価値」をお客様に向けて訴求することができていない状態でした。


[リニューアルのポイント]
① “Better For You”という価値をターゲット視点でビジュアル化
まず各種調査や社内ワークショップを経て、コアターゲットは家族層、とりわけ「小さな子どもを持つ母親」としました。それを受け、トップページは商品バナーのビジュアルから家族の団欒シーンのビジュアルに刷新しました。“Better For You”という価値を「お客様のこころとからだの健やかさ」と捉え直し、亀田商品を手に談笑するあたたかな家族の姿とコピーで表現しています。当社商品は家族のコミュニケーションツールであり、家族みんなを笑顔にするものでありたい、というメッセージを込めています。
さらにトップページ配下の「亀田製菓のBetter For You」というページでは、「こころ」と「からだ」の2方向から価値を訴求しました。ターゲットの具体的な生活シーンを想起させる見せ方で、当社からのメッセージを噛み砕いて伝えています。

デザインについても家族層をイメージし、明るい色彩と朗らかなトーンでまとめています。トップページの「ブランドラインナップ」をクリックすると該当するお煎餅が飛び出すなど、操作時の楽しさにもこだわりました。

②「ファン化」を促すターゲット視点のコンテンツ
当社では「ハイハイン」という乳幼児向けおやつが主力商品のひとつです。コアターゲットにおいてもお子様の初めてのおやつとして親しまれていることから、乳幼時期のおやつのお悩みに関するコンテンツを新たに制作しました。全体監修は子どもを持つ管理栄養士の方に依頼し、各トピック内では「ハイハイン」の情報につなげるなど、ターゲットに安心感と納得感を与えられるような構成にしています。

またコロナ禍において工場見学ができなくなったという背景を踏まえ、工場見学動画ページを制作しました。製造工程を楽しく紹介することで、商品の安全性と信頼性、そして当社への愛着を感じてもらえるようにしています。