第8回Webグランプリ (2020年) 「企業グランプリ部門」贈賞インタビュー : 2025 Web GRAND PRiX

参加申込はこちら！

第8回Webグランプリ (2020年)
「企業グランプリ部門」贈賞インタビュー

企業BtoBサイト賞

グランプリ

合言葉はがまんしない！ホップ☆ステップきとみちゃん

サイボウズ株式会社

受賞インタビュー

登壇者:

渡邉華子氏 ( サイボウズ株式会社 )

インタビュアー:

古市優子氏 ( Comexposium Japan株式会社 )

古市氏:

こんにちは。Comexposium Japan 代表の古市優子と申します。
本日は受賞企業様を代表して、
サイボウズ株式会社渡邉華子様にお話を伺いたいと思います。
合言葉はがまんしない！ホップ☆ステップきとみちゃん、
企業BtoBサイト賞グランプリ、あらためておめでとうございます。

渡邉氏:

ありがとうございます。

古市氏:

可愛いですね。Tシャツ。グッズも売っているのですか？

渡邉氏:

そうなのですよ。きとみちゃんのTシャツを着てきました。
3種類ありまして、サイボウズ商店というオンラインショップで売っています。

古市氏:

あっ買えるのですね？

渡邉氏:

はい。買えますので、是非見てみてください。

古市氏:

あそこまでコンテンツ化したら、本当にそれがシンプルに欲しいというユーザーさんはいそうですよね。きとみちゃんのファンというか。

渡邉氏:

そうですね。

古市氏:

ありがとうございます。
では早速ですが今回のきとみちゃんの、あそこまでできた背景を伺ってもいいですか？

渡邉氏:

きとみちゃんは20代から30代の女性に向けたメッセージを発信しているのですけれども、
やっぱり仕事って結構ストレスがあるじゃないですか。それを kintone という弊社の製品を使ってちょっとでも、なくしてほしいなという想いを込めていまして、漫画をメインとしたコンテンツなのですけれども、漫画を読み進めているうちに、 kintone を使って、私もストレスフリーに働きたいなって思ってもらえたらいいなという背景で企画しています。

古市氏:

元々、女性をユーザーとして増やそうとかそういう背景があって、ああいう？

渡邉氏:

そうですね。結構、ITってやっぱり男性的なイメージがあったりするので、今まではあまり女性向けのメッセージって出してはなかったのですけれども、新しい試みとして女性だけに絞った訴求をしているサイトになります。

古市氏:

実際、見られているのも女性がすごく多いのですか？反応されている方とかも。

渡邉氏:

そうですね。やっぱり Twitter とかのシェアとかをみると女性が多かったりするのですけれども、男性でも反応してくださっている方とか、奥さんから聞いたよみたいな方とかはいらっしゃるので、結構男女ともに反応してくださっています。

古市氏:

なるほど。漫画を使うって決めたきっかけというか、それってなにかあるのですか？
漫画でいくって決めた瞬間？

渡邉氏:

やっぱりITって難しいと思われがちなので、なるべく簡単に、私もこれ同じ状況だなって思ってもらえるためのツールとして、漫画ってわかりやすくて、理解しやすいし感情も動きやすいし共感しやすいので、そこで漫画を使っていますね。

古市氏:

ちょっとその70代、80代のなんか懐かしい感じの。

渡邉氏:

そうなのですよ。ちょっとレトロな感じの絵柄になっていますね。

古市氏:

それもユーザー層とかターゲット層にこれは相性がいいとか、あるのですかね？

渡邉氏:

やっぱり超展開なレトロな感じなので、たくさんエピソードを盛り上げやすかったりとか、コミカルな感じになっているので、そこがユーザー層とマッチしているかなと思います。

古市氏:

ありがとうございます。結構、受賞のコメントでもありましたけれども、実際見ていて、仕事が大変という例が、各エピソードすごい生々しいと思ったのですけれども、あれって渡邉さんの体験ですか？

渡邉氏:

いや、あれはですね、働く女性に実際にアンケートをとっていまして、300名ちょっとにとりまして、その中で特に共感が集まったエピソードを超展開漫画で描いているので、結構リアルなエピソードが実は多いかなと思います。

古市氏:

すごい素敵なサイトに仕上がっているので、結構とんとん拍子にいったのかなって、思われがちかもしれないけれども、実際、ご苦労がたくさんあったと思うのですが、ここ一番大変だったなって、今思っている苦労話ありますか？

渡邉氏:

こだわったところは動きを結構つけたところがあって、漫画がメインのコンテンツなので、そこを読みやすく読み進めてもらえるようにするというところと、IT苦手な方が読んでいるだけで、私も使えそうかなって思ってもらえるような構成にするというところをこだわりましたね。

古市氏:

サイボウズ様のサービスの中の訴求の仕方としては、斬新な感じだと思うのですけれども。

渡邉氏:

そうですね。今までにないタイプのサイトですね。

古市氏:

提案してすんなり社内で通ったのですか？こんな感じでいきたいみたいな。

渡邉氏:

ちょっと戸惑いのある社員とかもいたかもしれないのですけれども、今回、賞をいただけたので、これが追い風になったらいいなと思っています。

古市氏:

ありがとうございます。
また特に、もちろん、漫画使うとかいろいろなポイントはあったと思うのですけれども、
そもそもそういう漫画を選ぶとか、女性のあらゆる苦労話を入れるというふうな、最初にここは絶対気をつけたい、おさえたいと思ったポイントはなにかあったのですか？

渡邉氏:

共感してもらえるというか、自分ごと化してほしいみたいなところが結構大きくあったので、かけ離れてるなみたいな、kintone って良い製品だろうけれども、私の製品じゃない、なんて感じに思ってほしくないというところはこだわりポイントとしてありましたね。

古市氏:

確かに、あるあるの苦労ポイントも、すっごいやばい、あるあるじゃないじゃないですか。
本当に誰もが1、2回は経験したことのあるレベルのすごいなんか、特に新卒時代とかに1回それあったなみたいな、すごい細くて生々しくてツボをおさえていらっしゃって。
その300人の生の声みたいな、すごく本当に活きているのですね。

渡邉氏:

そうですね。漫画の横に欄外のお便りもあって、レトロな感じのがあるのですけども、そこも実際のアンケートからとってきた声だったりするので。

古市氏:

そうなのですね。読者の声みたいなやつですよね？

渡邉氏:

そうなのです。そこに結構注目して、
Twitter とかで、わかるわ、みたいな声とかもあったりしました。

古市氏:

そのディテールとかも全部、でもなんかちょっと当事者じゃないですけれども、
作るの若干楽しそうですね。

渡邉氏:

そうですね。楽しく制作しています。

古市氏:

なんか結構、苦労話引き出したいのですけれども、
もうなんか楽しそうに作っていらしたのですね。

渡邉氏:

そうですね。ワイワイ結構楽しくしてきました。

古市氏:

では、本当に本日はおめでとうございました。

渡邉氏:

ありがとうございます。

企業BtoBサイト賞

優秀賞

チェックロBtoBサイト

株式会社stara / 株式会社AND SPACE

受賞インタビュー

登壇者:

谷川純平氏 ( 株式会社AND SPACE )

インタビュアー:

古市優子氏 ( Comexposium Japan株式会社 )

古市氏:

こんにちは。Comexposium Japan 代表の古市優子と申します。
本日はよろしくお願いします。
本日は受賞企業様を代表して
株式会社AND SPACE　谷川純平様にお話を伺いたいと思います。
本日は受賞おめでとうございます。

谷川氏:

ありがとうございます。

古市氏:

ありがとうございます。とてもトロフィーも素敵で。
今回、審査委員のコメントで一番嬉しかったこととか、印象に残ったことはございますか？

谷川氏:

サービス内容がちょっと社会貢献的な要素も入っているのですけれども、そこをあんまり前に出し過ぎるんじゃなくて、やっぱりあくまでユーザーのベネフィットで、一応そこを少しだけ出すといった部分とかの、その押し引きのバランスみたいなところを、すごい、そこまで理解してくれている方とかいらっしゃったので、すごい嬉しかったですね。

古市氏:

そこの押し引きのバランスが、すごく、まさにお上手というか、すごく凝ってらっしゃるなって思ったのですが、実際に工夫とか気をつけた点ってございますか？

谷川氏:

そこが本当に一番悩みましたね。やっぱり障害者、福祉の部分というのを前に出し過ぎた結果、結局ユーザーにメリットがなかったら長続きしないサービスですし、かといってそこを言わないのも。だからそのバランスがすごい悩んだのですけれども。結果、何回も打ち合わせをして、気持ちのいいところに落ち着いたかなという。また、それをわかってくれる方もいらっしゃったので良かったなという感じです。

古市氏:

今後の課題とか今後実現したいと、今回のこのチェックロを経て、
なにか思ったことがありますか？

谷川氏:

やっぱり今回、障害者の方たちの支援にもなるし、実際サービスを使っていただく企業さんにとっても、すごくメリットがあるサービスだと思います。ただ、まだ全然できたばかりのサービスなので、かなりまだ不備とかも絶対出てくるとは思うのですけれども、これがどんどん大きくなっていけば、もっともっと、特に障害者の方たちが仕事をしていく上で、パソコンとの親和性というのはこれからもっともっと良くなればいいなとは思うので、そのへんでもっと大きなサービスとか需要ができていいのかなと思っています。

古市氏:

御社のなかでサイト制作におけるセオリーはありますか？

谷川氏:

そうですね。セオリーみたいなものが、もちろんある程度はあります。ただ、難しくはないですよ。型にはまっているスタンダードなものであればあるほどユーザーは見やすいし、
使いやすいですけれども、逆に面白くもなくなっていくという。その安定感と安心と面白くなさと、不安定で気持ち悪くて面白いの、そのどこにピンを置くのかというので、だいたいいつも最初にそれの話から始まりますよね。

古市氏:

今回ってどこかに寄せるとかそういう、特におさえたところはあるのですか？

谷川氏:

本来、こういったビジネスモデルでいうよりは、少し新しいとか面白いとか気持ち悪いとか、インパクトとかいう方向に、少しピンは寄りめに置きましたね。

古市氏:

気持ち悪いって、例えば具体的にどんなところに？

谷川氏:

見たことあるものって安心すると思うのですよ。見たことないものって不安定になると思うのですよ。全く見たことないものってたぶんすごい気持ち悪いと思うので、どれぐらい見たことある、ギリどこらへんにしていくのかみたいな、ハート型と心臓の生々しい写真のどこにピンを置くのかみたいな感じですかね。

古市氏:

なるほど。それも皆さんで、ハートはちょっと極端な例ですけれども、どこに置くみたいなのもチームで議論して決めるのですか？ちょっと気持ち悪いとか、見たことのない方向に寄せていこうとか？

谷川氏:

という時も。ただ、今回、飯澤という人間がデザインを組んだのですけれども、
割とデザインは、タッチはすぐに決まりましたね。今回はもうスッと。

古市氏:

今回こういうターゲットさんだから、ちょっと新しめに寄せていくとか、
そういうポイントもあるのですか？

谷川氏:

そういう時も、もちろんあります。普段のクライアントワークの時は。
今回は自社サービスなので、クライアントチェックがないので。

古市氏:

やりたい放題、自由ですよね、それだと。

谷川氏:

良くも悪くも。枷もないからやりにくいという部分もあるし。

古市氏:

確かに。

谷川氏:

まあ、でも面白かったです。今回の仕事は本当に。

古市氏:

ありがとうございます。
今回のチェックロの大成功を経て、
今後こんなことにチャレンジしたいみたいな野望はありますか？

谷川氏:

そうですね。今控えている新しいサービスとかもあったりとか、結構あるのであんまり、あれなのですけれども。次々に新しいサービスも提案していきたいです。オペレーターじゃなくてクリエイターなので、新しい価値観をいっぱい作っていきたいなと思っています。

古市氏:

また今回も、社会課題系の要素も入っているじゃないですか。
そういったものにもどんどんこれから？

谷川氏:

そうですね。ちゃんとそれでウィンウィンが成立できるのであれば、
押し付けがましくならないのであれば、是非やっていきたいですね。

古市氏:

素敵なお話いろいろありがとうございました。
谷川様、あらためて、今回受賞おめでとうございます。

谷川氏:

ありがとうございます。

古市氏:

ありがとうございました。

企業BtoCサイト賞

グランプリ

羽田空港統合旅客ターミナルサイト

日本空港ビルデング株式会社 / 東京国際空港ターミナル株式会社

受賞インタビュー

登壇者:

馬場由紀子氏 ( 日本空港ビルデング株式会社 )

インタビュアー:

長田真氏 ( 株式会社メディアジーン )

長田氏:

株式会社メディアジーン DIGIDAY［日本版］編集長の長田真です。
よろしくお願いいたします。
本日は、受賞企業様を代表して、
日本空港ビルデング株式会社馬場由紀子様にお話を伺いたいと思います。
馬場様、この度は受賞おめでとうございます。

馬場氏:

ありがとうございます。

長田氏:

まずは率直なところ、受賞をされてどういった感想をお持ちになりましたか？

馬場氏:

今回初めて応募させていただきまして、本当にグランプリをまずは取れると思っておりませんでしたので、本当に関係者一同、大変嬉しく思っております。

長田氏:

馬場さんご自身としては、特にここが一番受賞のポイントになったのじゃないかなというところは、どこになりますか？

馬場氏:

コンセプトの狙い通りに、やはりストレスフリーでお客様が得たい情報をたやすく得られるというところでアクセシビリティですとか、ユーザビリティ、またはユニバーサルデザインにもこだわったところが評価をいただけたようで、大変嬉しく思っております。

長田氏:

特に右側の方にあるターミナルのタブが、非常に審査委員の評価が高かったようですけれども、あのギミックといいますか、仕掛けというのは初めから予定していたものなのでしょうか？

馬場氏:

ターミナル自体が、第1、第2、第3とございますし、お客様が見たい情報がまず、ターミナルのどこに自分がいるのか、どこを探しているのかというのがわかるようなものですとか、調べるもの得たい情報をたやすく得られるということで、そのへんは工夫したつもりでおります。

長田氏:

普通にユーザーとして、あれがあるだけでずいぶん使い勝手が変わるなあ、というふうに思いましたが、ユーザーさんからの声というのはなにか届いていますか？

馬場氏:

前回に比べましてかなり使いやすくなったということは、お褒めの言葉をいただいております。実は国内線を私ども、当社日本空港ビルデングが、国際線を東京国際空港ターミナルというところが、ターミナル自体も管理・運営しておりまして、ターミナルのウェブサイトもそれぞれが運用しておりましたので、2つがございました。この度、2020年3月に第2ターミナル、国内線専用だったターミナルが一部国際化するということがございまして、お客様にとって、これはターミナルのサイト自体が2つバラバラであるよりは統一して1つのものにした方が便利ではないかということで、今回統一ということになりました。

長田氏:

その後、コロナが起こってしまったわけですけれども、
なにかWebサイトへの影響というのはどういったものがありましたか?

馬場氏:

急遽、コロナ対策のバナーといいますか、羽田空港での取り組みを、こんなことをしているというのを、お客様に安心して羽田空港を訪れていただけるために安心・安全であるという取り組みを特集しまして、トップページの目立つところに配置したということがございます。

長田氏:

審査委員のコメントで一番嬉しかったものというのは、どういったものになりますか？

馬場氏:

コンセプトの狙い通りといいますか、そういったところがアクセシビリティとか、ユーザビリティに優れているという点が評価されたというところが、私どもがかなりコンセプトの時に気にして作ったところでしたので、そこが評価されたというのは嬉しく思っております。

長田氏:

自社が守っていきたいポリシーといいますか、ブランドパーパスみたいなものがあると思うのですけれども、そういったところというのはありますか？

馬場氏:

私どもの会社で長期ビジョンとして掲げているものが、To Be a World Best Airportということなので、世界ナンバーワンの空港Webサイトを作ろうということで、一生懸命、私どもも頑張ってまいりましたので、今後もより良いサイトになるように努力していきたいと思っております。

長田氏:

ということは、他国、国内のものも含めて、
全世界の空港のサイトを調べまわったのでしょうか？

馬場氏:

最初のリサーチの段階で世界の空港もターゲットに入れて、
いろいろ調べて皆で構築していったという経緯がございます。

長田氏:

特に参考になったな、勉強になったなという空港をあげるとしたらどこかありますか？

馬場氏:

私どもがベンチマークとして掲げているのが、チャンギ空港のWebサイトなのですけれども、かなりエンターテインメントに長けているサイトでございますので、そちらをすごく参考にしたというところもございます。

長田氏:

今後1年、2年で成し遂げたい目標というのはありますか？

馬場氏:

今回のサイトではないのですけれども、今後企業のサイトもリニューアルする予定でおりますので、またこちらのコーポレートサイト賞にも応募できたらなというふうに勝手に考えております。

長田氏:

やっぱりコーポレートサイトとB to C のサイトというのは違うものですか？

馬場氏:

そうですね。本当にターミナルのサイトは今回2社で統一ということもありますので、
企業サイトは1社になりますし、ターミナルを訪れるお客様に対してのお客様目線というのが第一ですので、企業サイトとはかなり異なった作りになると思っております。

長田氏:

馬場様、本日はありがとうございました。

馬場氏:

ありがとうございました。

企業BtoCサイト賞

優秀賞

紡ぐ TSUMUGU : Japan Art ＆ Culture

株式会社読売新聞東京本社

受賞インタビュー

登壇者:

内田淑子氏 ( 株式会社読売新聞東京本社 )

インタビュアー:

長田真氏 ( 株式会社メディアジーン )

長田氏:

こんにちは。株式会社メディアジーンDIGIDAY［日本版］編集部の長田真と申します。
よろしくお願いいたします。
本日は受賞企業様を代表して
株式会社読売新聞東京本社内田淑子様にお話を伺いたいと思います。
内田様、この度は受賞おめでとうございます。

内田氏:

ありがとうございます。

長田氏:

まずは、この賞を受賞されて、率直にどういった感想をお持ちになりましたでしょうか？

内田氏:

Webの、運用されているプロの皆さんたちに評価していただいたということで本当に嬉しく思いました。

長田氏:

ありがとうございます。では例えば、いろいろもうすでに何年か運営されていると思うのですけども、このへんが一番力の入った部分、受賞ポイントになったのじゃないかと思われる理由というのはどこにあると思いますか？

内田氏:

※紡ぐプロジェクトのサイトは美術品とか、伝統芸能なんかを紹介しているのですけれども、なかでも紡ぐギャラリーという絵画とかの作品を紹介するコーナーは力を入れて作っているところでして、審査委員の方のコメントでも、初心者で解説を読んでも、どこのことを言っているのかな、わからないよねという時に視点を誘導してくれるコンテンツであるということで、とても良かったというお褒めの言葉があったのですけれども、そのあたりは作る時から狙っていたところなのでとても嬉しく思いました。
※紡ぐプロジェクト…文化庁・宮内庁・読売新聞が取り組む。
政府の文化プログラム「日本博」とも連携して日本美を発信している。

長田氏:

特にギャラリーの部分は、総評のコメントでも言及されている方が多かったと思うのですけれども、本当に精緻な部分まで見ることができるのは非常に意義深いなと思いました。

内田氏:

ありがとうございます。やっぱりコロナで実際に見に行く機会が、なかなか今年前半なんか特になかったので、デジタルならではというところだと思っているところが一つと、今回、紡ぐプロジェクトは一緒にやっています文化庁とか宮内庁とか、あと国立博物館の皆さん、そういった方々の解説がご協力いただいているということと、協賛社でもありますキヤノンさんが高精細の画像をご提供いただいておりまして、そういったところの皆さんのお力をいただいてこそかな、というふうに思っています。

長田氏:

特にこの1年はコロナでいろいろ大変だった、展示会なんかも中止になったりとかありましたが、そういった意味でも存在感が出たようなふうに思いますが。

内田氏:

ありがとうございます。展覧会の情報、サイトのファーストビューは、今見たいというコーナーに実はしていまして、今日本に来たらインバウンドの英語版も作っているので、日本に来たのであったらこれは見て帰ってねというような展覧会とか、そういったものを紹介したいねというコンセプトもあったのですけれども。

長田氏:

インバウンド向けのということですね。

内田氏:

そうですね。あと、この週末どこ行こうというふうに迷っている人とか、そういう人に今見たいというコーナーが、今本当に見られる国宝とかを紹介しているのですけれども、本当に5、6月はそこのコーナーが開けなくなってしまいまして。

長田氏:

開けないというのは、閉じちゃって？

内田氏:

展覧会がなかったのでいったん閉じました。今見たいといっても、今見れるものがなかったのですね。そういった苦労もあったのですけども、逆にその時に基礎知識とか人気のある伊藤若冲とか、そういった伝統的な絵師シリーズみたいなものをやったりとか、そういうのでやってみたところ逆にちょっと普段よりPVも伸びたりして、お家コンテンツみたいなものは充実したのかなというふうに思っています。

長田氏:

そうですね。もう展覧会に行った気分になりますものね。

内田氏:

ありがとうございます。

長田氏:

またその、スクロールしていくなかで、斜線がこう入ったりとか、ああいったちょっとしたギミックなどもすごく楽しいなあというふうに見ていたのですけれども。

内田氏:

ありがとうございます。あそこはナディアのデザイナーの方がすごく工夫してくださったところでして、やっぱり和のコンセプトなので、麻の葉文様とか日本の伝統的な吉祥文様を背景にしたり、ちょっと和紙をイメージしたような背景にしてくださったり、あれはこう、反物がコロコロ転がっていくような感じで考えているのですけれども、お陰様でそのあたりも心地よかったという声もいただいたので嬉しく思います。

長田氏:

ちょっとした大河ドラマのオープニングを見ているような感じがしますね。

内田氏:

ありがとうございます。

長田氏:

今後このサイトをどういうふうに成長していきたいなとか、
チャレンジしていきたいなというところを最後にいただけたらと思います。

内田氏:

紡ぐプロジェクトは文化財を保存、修理して未来、次世代につなげていこうというプロジェクトですので、そういったものを面白いなと思ってもらえるようなコンテンツをこれからも増やしていきたいですし、あとやっぱり、そういったものに自分たちもなにかできることがあるのじゃないかなというふうに、読んだ人が考えてくれるようなきっかけになったらいいですし、さらには、そういう人たちの想いを一緒にムーブメントにしていけるような仕掛けなんかも作っていけたらいいなというふうに思っています。

長田氏:

ますます未来につながるための仕組みを作っていくということですね。

内田氏:

はい。

長田氏:

それでは内田様、本日はありがとうございました。

内田氏:

ありがとうございました。

プロモーションサイト賞

グランプリ

牡蠣食う研

一般社団法人広島県観光連盟

受賞インタビュー

登壇者:

伊集院隆仁氏 ( 株式会社博報堂ケトル )

インタビュアー:

安成蓉子氏 ( 株式会社翔泳社 )

安成氏:

株式会社翔泳社メディア部門 MarkeZine編集部編集長の安成蓉子と申します。
よろしくお願いいたします。
本日は制作パートナーである
株式会社博報堂ケトル　伊集院隆仁様にお話を伺いたいと思います。
伊集院様、この度は受賞本当におめでとうございます。

伊集院氏:

ありがとうございます。

安成氏:

今回受賞されたサイトの目的であったりターゲット、
そしてコンセプトについて教えていただけますでしょうか？

伊集院氏:

今回、我々の牡蠣食う研というのは、広島の観光プロモーションとしてやらせていただきました。なので、目的は一義的には観光客向けなのですけれども、本質的には広島の中で街の人たちに対して牡蠣という広島の観光資源であり宝というものに、もっと誇りを持ってもらおう、愛着を持ってもらおうということで、もっと牡蠣を愛してひいては広島の街を愛して、最終的には観光プロモーションそのものが自走するようにということをコンセプトに掲げてやっておりました。

安成氏:

実際に広島県に住まれている方と、広島県外に住まれている方は、それぞれ立ち位置が違うと思うのですけれども、牡蠣食う研で発信するコンテンツというのは、なにか作り分けの指針とかがあったりしたのでしょうか？それとも両方に響くようなコンテンツを作るようにしていたとか？

伊集院氏:

話が前後するのですけれども、そもそもスタートとして広島県の人たちが牡蠣に対する愛着がそこまで高くないというのに最初のリサーチで気づいて。

安成氏:

そうなのですか？

伊集院氏:

誇りはあるのですが、好きなのですけれどもあまりに当たり前すぎて、その本当の価値にちょっと気づけていないのかもしれないというところで、そこのギャップが面白いなと思って、そこを磨くポイントに選びつつ街の人を巻き込む。牡蠣ってもっと他所の人から見ればすごく価値の高いもので、それを目的に観光に来る人たちもいるくらい。でも街に行くと意外とそこまでの熱量はなくて、牡蠣は家で食べるもの、好きなのだけれども、まあ家で食べるものだねっていう。それで広島の人はそんなに牡蠣を食べないよと。でもちゃんと聞いてみると5倍くらい食べているのですよ、全国平均より。

安成氏:

意識せずに食べている？

伊集院氏:

そうなのですよ。無意識のうちにそこまで牡蠣に愛着があるというところが、非常に面白いところだったので、元々あるその可能性というのは、どんどん熱を、薪をくべるというか、そういうイメージでやっておりました。

安成氏:

サイトを公開したあとに、このキャンペーンがうまく軌道に乗っているかどうかって、なにかしらの指標とかを追われていると思うのですが、そこでケトルさんのほうで大事にしている指標とかってなにかあったりするのでしょうか？

伊集院氏:

あまり数値化した瞬間にちょっとチープ化するわけじゃないですけれども、するところもあって、最初のスタートの時点でやっぱりそういう数値化できるもの、広告代理店的なかたちでの数値の取り方というのはできるのですけれども、一応しました。して、その効果はもちろん換算するとかなりのものになったので。メディア露出も非常にありがたいことに多かったので。ただ、そこは我々も広島県さんもあまり重視していなくて、それよりも本当に数値化できない、実際にあった人、本当に我々すごい何度も広島県に通って。経費使いすぎだと怒られたのですけれども。何度も広島県行って街の人にどんどん触れ合っていって、そこからの肌感覚というか、熱量、温度というのを体温で測っていきつつ、あっこれは広がりつつあるなとか、本当関係ないところからあれ見たよとか、直接関係していない広島の方から見たよって言われることもあったので、あっこれはちゃんと広がっているなという意識でそういう確認の仕方をしました。

安成氏:

今回のWebグランプリに応募したそもそものきっかけは何だったのでしょうか？

伊集院氏:

今も牡蠣食う研、他のチームで続いているのですけれども、やっぱりずっと街の方が関わってくれて、一緒にやってくれたチームの方たちがいて、そういった人たちにもし受賞できたら喜びであるとか、自分がやっていたことというのが間違いではなかったというところが、自信になるというか背中を押してくれるところがあるかなと思っているので。
そもそも、自走する観光プロモーションというところを目指しているので、その自走するための、すみません。なんか下心満載ですけれども、受賞されることによってそれが後押しされたらなと思って。綺麗に言うと、街の人たちのために応募して受賞したので。本当に街の人からも喜びの声をいただいているので、非常に嬉しいです。

安成氏:

私も牡蠣食う研のサイトを見ていたら、すごく牡蠣が食べたくなってですね、年末は広島県の牡蠣をお取り寄せしようかなと。

伊集院氏:

是非是非。年末だけじゃなくて、年度末まで美味しいので。

安成氏:

年度末？

伊集院氏:

そうなのですよ。春牡蠣というのがすごく美味しいので、春まで。というのも、やっぱりファクトを突き詰めると出てくるのですね。広島の方もそういうあまり意識がなかったのですけれども、生産者レベルでわかっていても街の人は、いや年内で終わるでしょと思っていたのですけれども、そうじゃない。年度末まで美味しいです。

安成氏:

いいことを聞きました。じゃあ毎月、年度末までお取り寄せをするようにいたします。
この度はグランプリの受賞、本当におめでとうございました。

伊集院氏:

ありがとうございます。

プロモーションサイト賞

優秀賞

BAA TRYOUT

一般社団法人自転車協会

受賞インタビュー

登壇者:

大塚智氏 ( 株式会社ADKクリエイティブ・ワン　 )

インタビュアー:

安成蓉子氏 ( 株式会社翔泳社 )

安成氏:

株式会社翔泳社メディア部門 MarkeZine編集部編集長の安成蓉子と申します。
よろしくお願いいたします。
本日は制作パートナーである
株式会社ADKクリエイティブ・ワン　大塚智様にお話を伺います。
大塚様、この度は受賞おめでとうございます。

大塚氏:

ありがとうございました。

安成氏:

今回、受賞されたサイトの目的とターゲット、
そしてコンセプトについて教えていただけますか？

大塚氏:

今回のサイトは自転車協会さんというクライアントさんのお仕事で、BAAマークという安全・安心の自転車というものを保証するマークがあるのですけれども、その存在をターゲットとしては幅広くいろいろな方が自転車に乗られますので、その存在を知ってもらおうと、あらためて知ってもらいたいというところが今回の取り組みの目的になっています。
少し背景を言いますと、自転車協会さんとして、こういうメディア環境ということもあって、
デジタルプロモーション、デジタルというところを主軸にプロモーションを取り組んでいこうということを判断されまして、その本格的な取り組みとしての初めての施策であったということがありました。ですので、比較的Webならではの、デジタルならではのことができないかということでプロモーションというものを行ったものになっています。

安成氏:

自転車協会さんの元々のサイトから感じる印象と今回のBAA TRYOUTの動画を見て感じる印象ってだいぶギャップがあったと思うのですが、それがすごくいい意味で今回のプロモーションの成功につながったのかなと、個人的には感じております。そこはやっぱり狙って作られたのでしょうか？

大塚氏:

そうですね。やっぱりある種のサプライズというか、意外性というのがデジタル環境下で皆に関心を持ってもらうために、一つ重要なやり方かなと思っていますので、議論の上で計算をしてそういう仕掛けを、作り方ができたというのがあったのかなと思います。　

安成氏:

生活者の方って、最後までなかなか見てくれないみたいな態度ってあると思うのですね。
でも今回の BAA TRYOUT は、初めは何の動画かよくわからなかったのだけれども、見ていくうちに理解が深まって、最後まで思わず見てしまったみたいな感覚が私の中にはあったのですね。実際に作られたクリエイティブがどう見られているかとかも、追われていると思うのですが、実際に最後まで見られている方がその他の動画などに比べて多いとか、そういった実感ってお持ちだったりするのでしょうか？

大塚氏:

そうですね。そういう動画の視聴時間みたいなことも追いかけて、いい結果だったということも把握しています。あとは、我々としてはいわゆるWeb動画って、Web動画そのもののためだけにあるわけではないというか、それをきっかけにしていろいろな情報が広がっていくといいなという視点を元々持っていたりするので、今回もその、なんだろう？このWebムービーはって、思っていただいたところからきっかけに、例えばテレビで取り上げていただいたりとか、デジタルコミュニケーションなのですけれども、その起点がそこになっているということで、Webサイトだったり、その外に広がっていくPRだったりというところを含めた総合的な情報発信が重要なのかなと思っていましたので、そういう意味でもうまく伝わっていくことができたのかなと思っています。

安成氏:

Webグランプリに応募したそもそものきっかけって何だったのでしょうか？

大塚氏:

今回の制作チームの中にWebグランプリに過去、別のお仕事でエントリーをしたという人間がいまして、その方からこのアワードの存在とかを聞いていました。もちろん、今回の我々のプロジェクトの趣旨とも合致するのじゃないかなというところと、あとは結構、独特なかたちのアワード形式、審査の方法が相互審査という仕組みがあったり、あとコメントがすごくプロフェッショナルな視点でいろいろ役に立つものをもらえるということがあったので、じゃあ是非出してみようということで、エントリーをさせていただいたという感じになります。

安成氏:

実際に審査委員の方からたくさんのコメントをいただいたと思うのですが、
その中で特に印象深かったものなどはありますか？

大塚氏:

力を入れて作った中心に置いてある映像に引き込まれるように見てしまったとかいうコメントをいただいたり、あとは協会さんという、いわゆる堅いコミュニケーションが世の中には多いのかな、というところの期待を見事にサプライズで演出していったというところが面白かったというふうに言っていただけたのは、良かったなと思って見させていただいていました。

安成氏:

受賞したことに関して、チームの皆さんの反響とかはいかがでしたでしょうか？

大塚氏:

皆喜んでいました。チームとしては僕らは広告会社なので、メディアの人間がいたり、営業の人間がいたりとかってこともありますけど、こういうふうに一つのかたちとして、Webコミュニケーションの成功事例として取り上げていただけるというのは全員にとってやりがいにつながるなというのを、あらためて皆の喜びの様子を見て感じました。

安成氏:

ありがとうございました。私自身も BAA TRYOUT の動画を見て、私、電動自転車に乗っているのですけれども、自分の自転車についているかなと思って確認したら、きちんとBAA マークがついておりました。企画の力で世の中に正しい知識が広まるきっかけを提供した今回の BAA TRYOUT は、本当にいい成功事例かなと感じております。
この度の優秀賞の受賞、本当におめでとうございます。

大塚氏:

ありがとうございました。

プロモーションサイト賞

優秀賞

チキンラーメンアクマのキムラー「プッツンタイマー」

日清食品ホールディングス株式会社

受賞インタビュー

登壇者:

山野孝太郎氏 ( 日清食品ホールディングス株式会社 )

インタビュアー:

安成蓉子氏 ( 株式会社翔泳社 )

安成氏:

株式会社翔泳社メディア部門 MarkeZine編集部編集長の安成蓉子と申します。
今日はよろしくお願いいたします。本日は受賞企業様を代表して、
日清食品ホールディングス株式会社　山野孝太郎様にお話を伺いたいと思います。
山野様、この度は受賞おめでとうございます。

山野氏:

ありがとうございます。

安成氏:

今回、優秀賞を受賞されたプッツンタイマー、私自身も自身のTwitterのタイムラインでよく見かけておりました。あらためて本企画のターゲット、コンセプトについて教えていただけますか？

山野氏:

今回のターゲットとコンセプトなのですけれども、チキンラーメンアクマのキムラーという商品がリニューアルするというタイミングで、テレビCMと連動したかたちで、このWebサイトを制作させていただきました。テレビCMの企画含めて考えている時に、このアクマのキムラーという商品のやみつき旨辛という、旨辛でやみつきになるという味をどう伝えればいいのかなと考えていたところで、辛い物ってイライラした時に食べたくなるというような意見が出てきまして、それをもとにじゃあ、サイトでプロモーションをする時にはよりイライラしてもらって、より美味しくこのアクマのキムラーを食べてもらうようなサイトを作ってみたら面白いんじゃないか、というのが制作パートナーである電通の方とか、うちの社内とかで打ち合わせをしている時に、そういうアイデアが出てきまして、こういったサイトを作らせていただきました。

安成氏:

ユーザー側から見える再生回数とか、そういった目に見える指標としてはすごく成功したキャンペーンなのだろうなというふうに感じているのですが、再生回数だけではなくて、実際にどのくらい売り上げにつながったのかとか、あとはチキンラーメンに対するユーザーさんの好意度が上がったのか、そのあたりはメーカーさんとしては大事にされているかなと思います。そういった切り口から、御社内でこの企画に対する評価というのはどういったかたちになっているのでしょうか？

山野氏:

もちろんこのWebサイトだけではなくて、テレビCMとまた、うちの営業さんも皆頑張って売ったということもあると思うのですけれども、このサイト公開後の4週間の売上というのが、その4週前の店頭売上の185%とアップしたので売りにもつながったものになったかなと考えております。それとまた、Twitter のひよこちゃんのアカウントもフォロワーが2万人以上今回のプロモーションだけで増えたので、そういったファンを呼び込むこともできたのかなと思います。

安成氏:

私も私の娘もひよこちゃん、大好きなのですけれども、プッツンタイマーでひよこちゃんの意外な一面がいろいろ垣間見れて、ブランドのキャラクターに対する愛着みたいなものも、
すごく高まるキャンペーンだったんじゃないかなと思います。
実際に審査委員の方々から、このキャンペーンに対していろいろなコメントとかもいただいたと思うのですが、いただいたコメントの中から印象に残るようなものとか、あったりされたでしょうか？

山野氏:

皆さんにも共感してもらえるのだな、皆さんにも楽しんでもらえるのだな、というところがわかったのが良かったなと思いました。いっぽうで、課題として使いやすさというか、タイマーとしてのユーザーインターフェースといいますか、そういったところがちょっと課題としてはあるかなというふうな意見がありましたので、それは次回以降に活かしていきたいなと考えております。

安成氏:

今回すごく素敵な賞を受賞されたと思うのですが、この賞を受賞したことに対して、御社内であったり、一緒に制作したチームの皆さんの反響というのはいかがだったでしょうか？

山野氏:

やはり皆さん、報われたなと。結構35個、いろいろ考えるのは大変だったのでチーム皆で喜んでいました。今回、第6回ですかね？Webグランプリの時に、前回、アクマのキムラーが新発売の時に、一度優秀賞をいただくことができたのですけれども、今回リニューアルの際にやったプロモーションのサイトでもいただくことができてよかったなと。前回に負けず、評価いただくサイトが作れたというのがよかったなと、チーム内でも喜んでいます。

安成氏:

それは嬉しいですね。日清さんの企画はいつも楽しく印象的なものが多いなと、一消費者としても、私もいつも感じておりました。来年以降も新たな楽しい企画を、是非生み出していただければと思っております。山野様、この度は受賞本当におめでとうございました。

山野氏:

ありがとうございました。

コーポレートサイト賞

グランプリ

Fontworksコーポレートサイト

フォントワークス株式会社

受賞インタビュー

登壇者:

伊豆蔵善史氏 ( フォントワークス株式会社 )

インタビュアー:

四谷志穂氏 ( 株式会社インプレス )

四谷氏:

株式会社インプレス Web担当者Forum編集部四谷志穂と申します。
今日はよろしくお願いいたします。
本日は受賞企業様を代表して、
フォントワークス株式会社　伊豆蔵善史様にお話を伺いたいと思います。
伊豆蔵様、この度は受賞おめでとうございます。

伊豆蔵氏:

ありがとうございます。

四谷氏:

今回受賞されたサイトの目的やターゲットを簡単に教えていただけますか？

伊豆蔵氏:

はい。フォントワークスのことを知っていただくというところが一つあるのですけれども、
理念であったりとか考えとか、取り組んでいることに共感していただくというところなのですが、もっと書体について魅力的に感じてもらったりとか、新しい出会いを作ってもらう場にしたいなと思っていまして、そういったかたちでサイトを運用しています。プロの、お仕事としてフォントを使う方以外にも、個人の方でクリエイターさんにもどんどん使っていただきたいので、そういった方も視野に入れたかたちでやっています。

四谷氏:

使用事例からフォントを探せたりというようなサイトの評価が審査委員の方からのコメントでもたくさんあって、私の方もサイトを見てきたのですけれども、あそこのコンテンツはすごく作るのが苦労したのではないのかと思っているのですけれども。

伊豆蔵氏:

大部分は以前のサイトを引継ぎながらやっているのですが、これからどんどん新しい事例を入れていきたいなと思っています。

四谷氏:

ありがとうございます。　
今後の課題や次回実現したいことがあれば、是非教えてください。

伊豆蔵氏:

サイトに限らずかもしれないのですが、
もっともっと情報発信を強めていきたいなと思っています。

四谷氏:

最近ですと、よくWebフォントというと登場した当時は読み込みが遅くて、フォントが最後に切り替わったりすることがあってなかなかSEO的に良くないだとか、そんなふうな声が結構あったと思うのですけれども、最近はそういう声とかというのはどうなのでしょうか？

伊豆蔵氏:

技術もすごく進化していますし、自社のサイトも、その今回のコーポレートサイトも実際Webフォントをふんだんに使ってやっていますし見ていただければ、まさにそれが事例として、こういったかたちで実装されるのだなということがわかるかなと思いますので是非、Webフォントにトライしていただきたいなと思います。

四谷氏:

そうですよね。しかも使っているフォントのイメージによって与える印象、読み手にとって、ユーザーさんにとって、どういうふうにこう、自分たちがフォントを使うことで、どういうふうなイメージを与えたいのか、みたいなのが明確にわかりますよね。

伊豆蔵氏:

紙ではすごくこだわってフォントを選ばれると思うのですけれども、それがWebになると結構、おざなりになっていました。デフォルトのフォントになるみたいな。そういうところもありますし、あと画像として文字を使うケースが多々あると思うのですけれども、文字は文字のまま見させてあげるのが一番いいんじゃないかなと思います。

四谷氏:

すごいわかります。コピペしたいのにコピペできないというのは、
あれはユーザーからするとイライラします。

伊豆蔵氏:

そうですよね。うちのサイトはたいていコピペできますので。

四谷氏:

ありがとうございます。
社内外からのお声、あとは定量的な部分でもし改善されたところ、サイトの流入が増えたとか、そういったものがもしあれば、お話いただける範囲内で教えてください。

伊豆蔵氏:

いただいた声の中で、ちょっとナビゲーションが、ちょっと分かりづらいよ、ということもあったりとかしたので、そこはもうすぐに社内の技術と話をして、すぐ改善をして対応したところはありますね。

四谷氏:

定量的な部分は？

伊豆蔵氏:

サイトの方はおかげさまで、リニューアル後うなぎのぼりっていうと、ちょっとあれなのですけれども、どんどんどんどん増えていまして、新しいお客様との接点になっているのかなと思います。

四谷氏:

すごいですね。ちなみにあそこのサイト上から実際に購入の方に移れる？

伊豆蔵氏:

そうですね。サービスサイトに飛ばされるかたちになるのですけれども、
サービスサイトでオンライン決済ができるかたちになります。

四谷氏:

では入口という感じですね。

伊豆蔵氏:

そうですね、入口ですね。もう全ての入口になりますね。

四谷氏:

ありがとうございます。
今回Webグランプリに応募したきっかけを教えていただけますか？

伊豆蔵氏:

やはりサイトをリニューアルしたばっかりだったので、是非、客観的な評価をいただきたいといいますか、声をまずいただきたいなと。やっぱり自社の中で賛否両論、ここは前が良かったのじゃないかなとか出てくるのですけれども、まあいろいろ意図があってこうやっているのですけれどもという話はしたのですけれども、そういったことも含めて、客観的な声をいただきたいなと思いまして応募しました。

四谷氏:

今回、じゃあ受賞をされたということで社内からも、おーって？

伊豆蔵氏:

そうですね。やっぱりこれでいいのだと、このサイトで良かったのだということで、
皆さんに賛同を得られたといいますか同じ方向性を向いたのかなと思います。

四谷氏:

ありがとうございます。
最後に皆さんに対して、一言お願いできますか？

伊豆蔵氏:

先ほどの応募のきっかけもありますけれども、プロの方に客観的なコメントをいただけるのは本当に嬉しいなといいますか、やっぱりソーシャルで声を拾っているだけだと一部の方でしかないので、客観的にいろいろな声をいただけるというのが良いのかなと。それを次の改善に活かしていけるといいますか実際、サイトがリリースして終わりじゃないですからね。リリースしてからが始まりなので。運用にあたって改善のポイントを拾っていけるのは良かったかなと思いますので、是非応募いただくのがいいのかなと思います。

四谷氏:

Web研のCMまでありがとうございます。（笑）
伊豆蔵様、本日はありがとうございました。

伊豆蔵氏:

ありがとうございました。

コーポレートサイト賞

優秀賞

日本ノズル株式会社コーポレートサイト

日本ノズル株式会社

受賞インタビュー

登壇者:

今井裕二氏 ( 株式会社AND SPACE )

インタビュアー:

四谷志穂氏 ( 株式会社インプレス )

四谷氏:

株式会社インプレス Web担当者Forum編集部四谷と申します。
よろしくお願いいたします。
本日は制作パートナーである
株式会社AND SPACE　今井裕二様にお話を伺いたいと思います。
今井様、この度は受賞おめでとうございます。

今井氏:

ありがとうございます。

四谷氏:

審査委員のコメントで一番嬉しかった、また、ためになったコメントを教えてください。

今井氏:

デザイン、実装、その他というふうに分けて、細かくコメントをくださった方がいらっしゃったのですけれども、その人の書いていることが、どれも僕が意図としていたことをきっちり理解した上で、すごいもうベタ褒めだったのでめちゃくちゃそれは嬉しかったです。

四谷氏:

ちなみにその一つずつ、意図を教えていただけますか？デザインのシンプルであるみたいなことは、審査委員のコメントを私も読んだのですけれども。

今井氏:

目の導線にきちんと合った配置がされていてとか、あと動画のことも、サイズをきちんと背景に使う分と、実際見る動画と分けて作られているところとかがきちんとできていて素晴らしいみたいなことを書いてくださっていました。

四谷氏:

しかも、読み込みも実際にスマホで屋外で、私、見てみたのですけれど、
読み込みもスムーズで、あっ快適と思いながら。

今井氏:

よかったです。たぶん、回線環境が良かったのだと思います。（笑）

四谷氏:

でも、そこらへんもご配慮されて作ったのでしょうね。

今井氏:

そうですね。実際、海外で見られた時に、
特にヨーロッパのところで、すごい遅いという話がそもそも合ったのですよ。
それでそれを配慮して実際、公開後に調整したというのもありましたね。　

四谷氏:

今回受賞されたサイトの目的、ターゲットを教えていただけますか？

今井氏:

海外で、東南アジア中心というところがメインターゲットで、
そちらの集客というのが、目的となります。

四谷氏:

なるほど。ノズルというのは、ごめんなさい、私初めて知って。

今井氏:

はい。今回僕もこの仕事で初めてです。

四谷氏:

そうですよね。かなり技術力が日本ならではだな、というような感じがすごくしたのですけれども、主にメインがやっぱり中国、東南アジア？

今井氏:

そうなのですよ。というのも日本国内で、もちろんクライアントさんというか、日本ノズルさんにとってのクライアントさんですね、顧客がいらっしゃるのですけれども、そこからさらに取引先がどんどん変わっていくということが、もうあまりないらしいのですよね。というのも、実際、繊維製品を作られるものなので、それをたぶんノズルを変えると、繊維が変わっちゃうじゃないですか。簡単に取引先を変えるわけにいかないというところがあると思うので、あんまり変わらないというところを、じゃあ日本国内よりも海外が新しく、新規参入とかされてきているところがあるので、そこをメインターゲットにしましょう、という感じになりましたね。

四谷氏:

なるほど。既存のお客様だけでなく、新規のお客様がそちらの方にいるから、
そこをターゲットにしてサイトもリニューアルしていこうということが、
今回のプロジェクトだったのですね。

今井氏:

そうですね。

四谷氏:

ありがとうございます。
今回サイトの制作のポイントについて教えていただけますか？

今井氏:

日本の製品というのが、海外にとってはそれだけですごくインパクトがある。すごい信頼されているので。ですので、日本製品というところを訴求するということをポイントとしていて、かつ、いろいろなところを周遊して、たくさんいろいろなページを見てもらいたい。それこそ技術というものを今まで伝えてこなかったので、そういうところもきちんとこの製品でこういう技術が使われているのだよというのが、わかるように作ったのですけれども、そこもきっちり周遊してもらうようにボタンとか設置して、導線というのをしっかり考えました。

四谷氏:

写真も従業員の方が結構出ていたりだとか、というのが見えたのですけれども、
そこらへんは意図的にというところですか？

今井氏:

そうですね。もの自体がすごく堅いものですし、工業製品って、それ見せているだけだと、
簡単に言ったら、ちょっと面白くないじゃないですか。見る人が飽きてしまうなというところがあったので温度感が出るように、なるべく人をというのは考えていました。

四谷氏:

結構、採用にも効きそうだな、というふうなことを個人的には思ってサイトを拝見していました。

今井氏:

ありがとうございます。

四谷氏:

最後に一言いただいてもよろしいですか？

今井氏:

そうですね。なにより日本ノズルの方に発注いただいて、こういう結果になったことが一番嬉しいのですけれども、そのなかで、たくさんの方に協力していただいたので、協力してくださった皆さん、カメラマンの方もそうですし、動画撮影の方もそうですし、裏方でコーディングを頑張ってくれたチームの人もそうですし、皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

四谷氏:

今井様、どうもありがとうございました。

コーポレートサイト賞

優秀賞

ニッスイ公式サイト

日本水産株式会社

受賞インタビュー

登壇者:

飯田哲哉氏 ( 日本水産株式会社 )

インタビュアー:

四谷志穂氏 ( 株式会社インプレス )

四谷氏:

株式会社インプレス Web担当者Forum編集部四谷志穂と申します。
よろしくお願いいたします。
本日は受賞企業様を代表して、
日本水産株式会社　飯田哲哉様にお話を伺いたいと思います。
飯田様、この度は受賞、おめでとうございます。

飯田氏:

ありがとうございます。

四谷氏:

審査委員からはコンテンツの導線、ユーザビリティなどが良かったという評価がありました。今回受賞されたサイトの目的、ターゲットを簡単に教えてください。

飯田氏:

今回のニッスイのコーポレートサイトのリニューアルは、当社の以前のサイトは、企業サイトと商品サイトが別々になっておりました。それぞれは非常に充実したサイトであったのですけれども、なかなか商品を見ていただいた方が会社のことを知る機会がないですとか、会社のIR情報ですとか、そういったのを目的に来た方は、逆に商品に触れる機会がない。そういう問題がありまして、一番大きな目的としては、ニッスイの全体像を多くの方に知っていただきたいと思いまして、統合するというのは一つ、大きな目的としてありました。

四谷氏:

なるほど。統合されたわけなのですね。ありがとうございます。
カテゴリーのところにサステナビリティというような、フレーズが入っているのですけれども、こちらはなにか意図があってなのでしょうか？

飯田氏:

そうですね。サステナビリティの取り組みは、私ども水産会社、食品会社ですので、海洋資源の持続可能性ですとか、非常に大きな課題に取り組んでいます。こちらもこれまでは企業サイト側で情報発信をしていたのですけれども、やはり我々の商品を普段、召し上がっていただいている多くのお客様にもそういった取り組みを是非、知っていただきたいと思いまして、階層を非常に高いところに今回置いています。

四谷氏:

サイトを公開するまでの苦労話などあれば、是非お聞かせください。

飯田氏:

そうですね。やはり最初のコンセプトを決めるまでが、どういったものにしていくのかという非常に混沌とした議論がありまして、社内の多くの方にワークショップなど実施して、いろいろなご意見などを聞いたりですとか、幅広く意見を集めてなんとか方向性が決まったというところ、やはりそこの、決まるまでがプロジェクトとしては非常に苦労したところかなと思います。

四谷氏:

それがだいたい要件定義と言われることだと思うのですけれども、
その要件定義にはどのぐらいの期間をかけたのでしょうか？

飯田氏:

そうですね。全体で1年ぐらいの期間がかかっているのですけれども、
やはり前半の半年ぐらいは、要件定義の議論にだいぶ割いたと思います。

四谷氏:

今回、Webグランプリに応募したきっかけを教えていただけますか?

飯田氏:

このWebグランプリというもの自体、私もWebのこういったお仕事をずっとしてきたわけではないので、自分自身としてはあまり認識がなかったのです。ただ、ご協力いただいている制作会社さんの方から非常にフィードバックもたくさんいただけて、勉強になるというところで、アドバイスをいただいて応募していただくことにしました。

四谷氏:

実際にどうでしたか？応募してみて。今回受賞されたわけですけれども。

飯田氏:

受賞できるとは思っていなくて応募したのですけれども、やはり実際にリニューアルが終わって実際にそれが良かったのか、悪かったのかは、どうだったのだろうなというのは、いろいろな調査をして、情報は取ってはいるのですけれども、それでも少し心のどこかで不安なところがありまして、皆さんの、専門家の方々にじっくり、非常に緊張はするのですけれども、サイトを見ていただいて、いろいろなご意見をいただけたので、非常にためになるというか勇気づけられる、一つ我々のチームとしても大きな節目になったタイミングになりました。

四谷氏:

そうですよね。やってきたことは間違っていなかったんだ、みたいなそういう自信にもつながりますよね。ありがとうございます。
ちなみに、レシピ数はたくさんあったのですけれども、どのぐらいあるのでしょうか？

飯田氏:

そうですね。これまで作ってきて確認しているもので 1,400は超える、非常に多くのレシピがありますので、季節問わずいろいろな料理を楽しんでいただけると思います。

四谷氏:

そうですね。私もあとでちょっと見て、料理のレシピの幅を広げたいと思います。
最後に一言、いただけますか？

飯田氏:

Webサイトのリニューアルは2月に完了してはいるのですけれども、リニューアルがゴールではなくて、リニューアルはスタートだよねという話はチームですとか、制作会社の皆さんともスタートの段階から話していまして、本当により良いサイトを作るために今でも走り続けているようなイメージです。本当に我々の会社のことをあまり知らない方々に、
少し商品を手に取ってもらったりですとか、そういった時にサイトに立ち寄っていただいて、いろいろなレシピですとか、商品のことを知っていただくとともに、よりニッスイのことをいいねと思ってもらえるようなコンテンツをどんどん増やしていきたいなと思っています。

四谷氏:

飯田様、本日はどうもありがとうございました。

飯田氏:

ありがとうございました。

アクセシビリティ賞

グランプリ

「がいし」とは

日本ガイシ株式会社

受賞インタビュー

登壇者:

小原勇人氏 ( 日本ガイシ株式会社 )

インタビュアー:

長田真氏 ( 株式会社メディアジーン )

長田氏:

株式会社メディアジーン DIGIDAY日本版編集長の長田真です。
よろしくお願いいたします。
本日は受賞企業様を代表して、
日本ガイシ株式会社小原勇人様にお話を伺いたいと思います。
小原様、この度は受賞おめでとうございます。

小原氏:

ありがとうございます。

長田氏:

まずは率直なところ、この賞を受賞してどのような感想をお持ちになりましたか？

小原氏:

新しく作ったサイトでしたので、せっかくだから応募しようかということで応募したのですけれども、まさか受賞できるとは思っておりませんでしたので、大変ありがたい気持ちでいっぱいです。

長田氏:

アクセシビリティ賞については全部が対象になって、その中から選ばれるということだったのですけれども、アクセシビリティに対しては、なにか想いというのはあったのでしょうか？

小原氏:

正直な気持ちでいきますと、アクセシビリティ賞をいただいたのは非常にびっくりしているのですけれども、元々B to B賞で応募してという中なのですけれども、全サイトの中からアクセシビリティ視点で評価いただいた時に、大変良かったというような評価をいただいていたということが非常にありがたく思っております。

長田氏:

特にこだわったアクセシビリティというのは、どこになりますか？

小原氏:

今回のものはスペシャルサイトなのですけれども、コーポレートサイトも含めて、アクセシビリティの向上には取り組んでいるところです。そうしたなかで最低限、今のJIS規格のレベルAとか、そういうあたりを考慮しつつ、もっと内容でですね、弊社日本ガイシという名前の、そもそもガイシというのはいったい何でしょう？というところがわかりにくい会社でもございます。そのガイシについて、たまたま見かけたりとか、ニュースで聞いたりとかした時に、検索して一番最初に出るサイトがこのサイトでございます。そういったところで、初めての方にもガイシというものが普段、街中でこういうふうに活躍していて、そういったものがこういうふうになっているのだよ、というところをわかりやすく説明すると。
とにかくそこの、わかりやすく説明して、特に図解もとことんリアルにもこだわりつつ、読みやすい。そういったようなサイトに仕上げるように苦労いたしました。

長田氏:

とても可愛いサイトで、読んでいて本当に楽しくなりますよね。

小原氏:

ありがとうございます。

長田氏:

ガイシについていうと、元々B to B に応募されたということなのですが、もっとこう、ユーザーといいますか、一般生活者に向けたサイトなのだろうなというふうに思ったのですけれども、やっぱりそこの裾野を広げる事というのは大事なのでしょうか？

小原氏:

そうですね。やはり弊社もB to B 企業なものですから、名前を知っていただいただけで、なにか直接売り上げにつながったりとかそういうことはないのですけれども、やはり社会の一員として皆様に広く、弊社の社名を知っていただきたいと。ガイシというもの自体が、そもそも知名度がほとんどない製品なものですから、そういったところは正しくご理解いただいた上で、なんとか弊社の名前も知っていただけたらなと、そういった想いで制作しました。

長田氏:

社内外の今回の受賞について反響というのは、どういったものがありましたか？

小原氏:

まずは社外からでいきますと、いつも取引させていただいております広告代理店の方とか、
制作会社の方からは、おめでとうございますというありがたいお言葉を頂戴しております。
あとは社内からですと、部内のメンバーからは当然いろいろお祝いの言葉もいただいていますし、あと一緒に今製作してWeb制作に携わる者が、3名体制でやっているのですけれども、3名とも今回の受賞を機に、今までは自分たちはそこまでそんなすごいもの作っているのかな、というところは半信半疑で作っていったみたいなところもあったのですけれども今回の受賞を機に、自分たちのやっていることにちょっと自信がつきまして、今まで考えていたのは間違いなかったのだというところで、今後のWeb制作にもどんどん生かしていきたいなと、そういうふうに考えております。

長田氏:

今回のサイトというのは、小原さんのご家族なんかも
十分に楽しめるのじゃないかなというふうに思うのですが。

小原氏:

このサイトを公開する前日ですかね、明日公開になるからということで当時、在宅勤務をしておりましたので公開前のサイトをこれはお前たちしか見えないよと、普通の方は見えないんだよ、と言いながらサイトを見せたのですけれども、まあそれほどたいした反応はなかったのですけれども。（笑）

長田氏:

そうですか。（笑）
では、今後こういったことに挑戦していきたい、
Webサイトを充実していく上で、というのはなにかありますか？

小原氏:

まだすごい先の話まではちょっとあれなのですけれども、さしあたってはまだ弊社、アクセシビリティの取り組み、コーポレートサイトも日本語の主要ページとかしかまだできていないものですから、そういったところをまずはどんどん対象を広げていって、少しでも多くの方に弊社のことを知っていただく情報発信をしていくといったようなところを取り組んでいきたいというふうに考えております。

長田氏:

ちなみに海外への取引というのも結構あるのですか？

小原氏:

そうですね。弊社は国内よりも海外での売り上げが大きいものですから、そういった意味では、弊社サイトは当然日本語版もそうなのですけれども、英語版・中国版と用意しておりまして、そういったあたりで情報発信をしております。

長田氏:

なるほど。さらに世界中の人にこのコンテンツを届けられるといいですね。

小原氏:

そうですね。

長田氏:

では、小原様、本日はありがとうございました。

小原氏:

ありがとうございました。

戻る