【概要・背景】
CHEQRO（チェックロ）は、WEBサイト、システム・アプリ、ゲームのデバッグをはじめ、文字の校正・校閲、音声・動画の文字起こし、データ入力などをおこなう「チェック作業代行サービス」です。
弊社では、障がい者の方に“雇用”と“活躍できる場”を提供しています。しかし、袋詰めやシール貼りなどの単純作業が多いため、障がいをもつスタッフは自身の能力を持て余し、モチベーション維持に悩んでいました。
一方、Webサイトの制作案件を数多く抱える広告デザイン会社の株式会社AND SPACEでは、文字校正やデバッグ作業に要する時間と労力を削減したいと考えていました。
異なる課題を抱えた両者が思わぬきっかけで出会い、その思いが一致したことにより、新たなサービス「CHEQRO」は生まれました。

【制作のポイント】
社会福祉的な側面ではなく、「 低価格・短納期・ハイクオリティー」を謳うサービス内容を全面に打ち出し、“ユーザーが得をするサービス面”に特化したサイトづくりと、障がい者スタッフの仕事に対する意識向上を目指しました。
また、ユーザーが情報を読み取りやすく、認知拡大のための広告運用にも取り組みやすいランディングページとしてまとめした。

【明るくポップなデザイン】
デザイン面では、「チェック代行サービス」から連想される“硬さ”からの脱却と他社との差別化を図りました。
イラストはやわらかなテイストで描き、ビタミンカラーをアクセントにすることで、親しみやすい印象に仕上げています。
明るくポップなデザインを採用した背景には、新サービスに込めた弊社とAND SPACE共通の思いがあります。
それは、～誰かがではなく、全員が「HAPPY」になれる世の中をつくりたい～という思いです。

【顧客獲得への導線】
本サービス最大のベネフィットは「チェック作業からの開放」です。そのため、ファーストビューのキャッチコピーだけでなく、「チェックロとは」の冒頭部分でも大きく謳うことで、ユーザーに強い印象を与える打ち出しとしました。
また、サービスの特徴が一目で分かるように、各メニュー冒頭の文字はジャンプ率を極端に上げています。大きく設計されたCTAでは、低価格を全面に押し出し、複数箇所に配置することで、ファーストコンタクトへの導線をつくりました。それだけでなく、CTAボタンの表記を「まずは無料相談へ」とすることで、コンバージョン率の増加を図りました。

【不安や疑問の解消方法】
障がい者に仕事を発注する際、価格面の適正性や業務体制に不安を感じるユーザーは多いと予想されます。そこで、ユーザーの不安や疑問の解消につながるよう、「安心の理由」「事例」「よくあるご質問」などのコンテンツを設定すると共に、実際にチェック作業をおこなうスタッフの写真を配置しています。