第7回Webグランプリ「企業グランプリ部門」贈賞式レポート

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2019年12月5日、東京、白金台の八芳園にて、「Webグランプリ」の贈賞式が行なわれました。
今回で第7回となったWebグランプリ。このページでは「企業グランプリ部門」の贈賞の様子をお伝えいたします。

贈賞に先立ちまして、開会のご挨拶を
公益社団法人日本アドバタイザーズ協会専務理事 鈴木信二よりさせていただきました。

みなさんこんにちは。ただいま紹介いただきました日本アドバタイザーズ協会の鈴木であります。

開会に先立ちまして一言ご挨拶を申し上げたいと思います。

Webグランプリ贈賞式にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。本日受賞された皆様、それから関係者の皆様おめでとうございます。

このWebグランプリの開催は今年が7回目でありまして、Web人部門、企業グランプリ部門ともに形を変えていますが、それぞれがインターネットの黎明期から続いているアワードであります。

今年も多くのWeb人、企業のウェブサイトの表彰をさせていただくわけですが、今年は20年を経てコミュニケーションの主役となったデジタルプラットフォームにおけるメディアや広告の信頼性についてのグローバルの議論が絶えません。

70年近くの歴史を持つテレビメディアの広告市場をデジタル広告はほぼ20年で追い越すことになります。この技術の有用性やデジタル広告の価値は言うまでもなく広告主は評価しているわけです。
急成長ということは間違いないのですが、その影で一部のプレイヤーによるサービスや広告の寡占などについての議論がグローバルに行われています。これは日本でも今盛んに始まったところであります。

またデジタル広告市場に悪意を持ったプレイヤーの参入を許してしまうという技術的な部分、倫理的な部分でまだまだ未熟な市場であると考えています。

11月26日、JAAはWeb研と共催で、Web研のセミナーの場を借りまして、デジタル広告の課題に対するアドバタイザー宣言をリリースいたしました。これはデジタル広告の価値向上に向け広告主がパートナーに求める八つの原則と広告主自らが持たねばいけない倫理観について記載しています。

デジタル広告市場エコシステムという言葉をよく使うと思いますけど、この生態系をサステナブルに健全なものにしていくためには、この生態系の中で仕事をしているここにお集まりの皆さんすべてのステークホルダーが努力をしていかないと生態系は健全に維持されません。

Web研の皆様と共同で、生活者が楽しみながらインターネットを利用でき、広告を楽しんでいただける。そんな環境づくり、JAAの立場としてはデジタル広告の信頼性を確保するという取り組みを強化したいという風に思っています。そして大いに市場を拡大していきたいという風に考えております。

本日受賞された皆様の素晴らしい活動をより発展させていく為に、我が協会、Web広告研究会も一生懸命取り組んでいきたいという風に思っています。

皆様方には引き続きご支援ご指導の程よろしくお願いします。
どうもありがとうございました。

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企業グランプリ部門贈賞のオープニングムービーが流れると、いよいよ各賞贈賞の開始です。
はじめにWebグランプリプロジェクトリーダーである新井隆之より審査経過の発表を行いました。

皆様本日はお忙しい中、ご来場ありがとうございます。本日ご受賞をされた皆様おめでとうございます。
Web研にてWebグランプリ プロジェクトを担当しております岩崎電気の新井と申します。企業グランプリ部門の審査経過についてご説明いたします。

本年度は従来の1エントリーにつき最大3サイト審査委員5名という参加方式から、より多くの企業様が参加していただきやすいように、1エントリーにつき1サイト、 審査委員3名固定という方式に変更いたしました。

結果、サイト数としては71サイトにとどまりましたが企業数は60社と過去最高のご参加となりました。エントリーいただいた皆様、本当にありがとうございます。

エントリー部門構成は、昨年はBtoB、BtoC、プロモーション、浅川賞、そして新設のコーポレートサイト部門でした。今年は浅川賞をエントリー制から変更し全サイトを審査対象としています。4つのエントリー部門ではコーポレートサイトが最も参加が多く、企業サイトや企業ブランドへの取り組みが重要度を増していると感じています。

一次審査期間一か月、各審査委員の皆様には概ね13サイトほどの審査、コメントをしていただいております。9割を超える審査率をいただいており、本当に頭が下がります。お忙しいなか、ご協力ありがとうございます。年内はコメントのダウンロードが可能ですので、もしまだご覧いただいていない企業様は、是非ご精読いただき、サイトの更なる向上にご活用ください。

一次審査では各部門約5割のサイトが二次審査に進んでおります。二次審査では最高得票のサイトをグランプリに。そして、エントリー数に応じていくつかのサイトを優秀賞として贈賞させていただきます。ここでも9割を超える投票をいただいております。審査委員の皆様には重ねて御礼申し上げます。
そして、栄えある受賞サイトの皆様本当におめでとうございます。

審査委員の皆様からのコメントについては、とても役に立った、グランプリに参加して良かったという視点で、各サイトからご推薦いただき、最多得票の6名様に特別貢献賞をお送りいたします。厳しくも愛のあるコメントをありがとうございました。

浅川賞については本年度から全く新しい選考方法といたしました。
全サイトをツール3種を用いて審査、20サイトが二次審査に進出し、プロフェッショナル5名の審査により5サイトを最終選考に。最終選考では浅川審査委員長をはじめとする視覚障害者の皆様による厳正なる審議のもとグランプリを決定いたしました。

以上、本年度の企業グランプリ部門の審査経過についてご説明いたしました。改めてご登壇の皆様おめでとうございます。
そして、本日お集まりの皆様ありがとうございます。是非、懇親パーティーまでお付き合いいただき、最後までお楽しみいただければと思います。どうもありがとうございました。

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始まりは「審査委員特別貢献賞」の贈賞からでした。
「企業グランプリ部門」は、参加企業各社の審査委員による相互審査にて行われています。その審査において、素晴らしいコメントをいただいた皆様を、審査委員特別貢献賞として表彰させていただきました。

受賞されたのは以下の方々です。

サイボウズ株式会社
阿部 光博様

阿部様は当日、ご都合により欠席でした

株式会社クライマークス
石崎 貴道様

※石崎様は、日本紙パルプ商事株式会社のパートナー企業として審査にご参加いただきました

中部国際空港株式会社
鈴木 伸弥様

ネスレ日本株式会社
出牛 誠様

出牛様は当日、ご都合により欠席でした

日本紙パルプ商事株式会社
柳澤 寧之様

株式会社クレディセゾン
横山 亜希子様

受賞者を代表して、日本紙パルプ商事株式会社 柳澤様に贈賞させていただきました。

プレゼンターは主催のWeb広告研究会を代表し、中村俊之代表幹事より贈賞させていただきました。

審査委員特別貢献賞を受賞された皆様には、表彰状、フォトスタンドおよび副賞を贈呈させていただきました。

続いてはコーポレートサイト賞の贈賞です。
企業グランプリ部門のプレゼンターは公益社団法人日本アドバタイザーズ協会の鈴木信二専務理事が務めました。

コーポレートサイト賞は優秀賞3サイト、グランプリ1サイトの受賞となりました。

コーポレートサイト賞 優秀賞は
キユーピー株式会社の
「キユーピー株式会社 企業サイト」です。

同じく、コーポレートサイト賞 優秀賞は
日本紙パルプ商事株式会社の
「日本紙パルプ商事株式会社 コーポレートサイト」です。

同じく、コーポレートサイト賞 優秀賞は
日本航空株式会社の
「JALの旅コミュニティ Discova」です。

そして、コーポレートサイト賞 グランプリは
シャープマーケティングジャパン株式会社の
「めざしたのはおひつの佇まい」です。

続いては、プロモーションサイト賞の贈賞です。
プロモーションサイト賞は優秀賞2サイト、グランプリ1サイトの受賞となりました。

プロモーションサイト賞 優秀賞は
学校法人奈良大学の
「Buddience 仏像の顔貌を科学する」です。

同じく、プロモーションサイト賞 優秀賞は
森永製菓株式会社の
「焼きチョコベイク 買わない理由買取キャンペーンサイト」です。

そして、プロモーションサイト賞 グランプリは
株式会社ジャパンパーク&リゾートの
「姫路セントラルパーク自虐サイト 〜春〜」です。

企業BtoCサイト賞は、優秀賞2、グランプリ1サイトの受賞です。

企業BtoCサイト賞 優秀賞は
キッコーマン食品株式会社の
「キッコーマンのしょうゆ」です。

同じく、企業BtoCサイト賞 優秀賞は
キユーピー株式会社の
「キユーピー株式会社 商品サイト」です。

そして、企業BtoCサイト賞グランプリは
中部国際空港株式会社の
「中部国際空港セントレア」です。

続いて、企業BtoBサイト賞の贈賞です。
企業BtoBサイト賞は、優秀賞1サイト、グランプリ1サイトの受賞です。

企業BtoBサイト賞 優秀賞は
株式会社デンソーの
「デンソー製品・サービスサイト」です。

そして、企業BtoBサイト賞グランプリは
富士通株式会社の
「FUJITSU JOURNAL」です。

最後に浅川賞の贈賞です。
今年の浅川賞は、グランプリ1サイトの受賞となりました。

浅川賞 グランプリは
中外製薬株式会社の
「おしえて がんゲノム医療」です。

贈賞後、プレゼンターの浅川様よりコメントをいただきました。

グランプリに選出された中外製薬の皆さんおめでとうございます。
今年選出された中外製薬さんのサイトはページ内、ページ間のアクセシビリティが非常に高かったことに加えて、現在非常に関心の高い、がんゲノム医療について本当に分かりやすく説明されていました。
その結果、実は始まって以来全会一致でグランプリ優勝が決定いたしました。
本当におめでとうございます。

今、司会の方からもご紹介ありましたが、浅川賞10年になりました。この10年、本当に私自身も大変良い経験になりました。
本当に優秀サイトとして選ばれたサイトはアクセシビリティが非常に高くて、どうやって浅川賞を選んでいくのかグランプリを選んでいくのか毎回大変白熱した議論を行ってきました。
わかったことは、やはり内容です。最終的には内容が理解できるか、面白いか、ワクワクするかという主観的な評価がかなりあったように思います。

最近では本当に情報のアクセスの方法というものもスマホだったりスマートホームアプリであったり色々と変わってきて、今後音声のアクセシビリティというのもまた次の段階に進んでいくのではないかなと、健常者の方々も音声を使っていろんな情報をアクセスする時代が今来ていると思うので、音声で分かりやすいページの重要性というのが今後ますます高まっていくのではないかと、私自身思っています。

この10年間、企業のWeb担当者の方々へのアクセシビリティ啓発が、この賞の目標の一つでありましたが、この目標は達成できたのではないかと私自身思っております。
この節目にこのような素晴らしい目標達成できたことを皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。
私自身は、この賞への評価は今年で卒業させていただきますが、
Web広告研究会では新たなアクセシビリティの取り組みについて検討されていると伺っています。是非ご期待ください。

そして最後になりますが、今後とも是非アクセシブルで音声で分かりやすいページの作成、皆さんもきっと音声合成を使って自分で聞かれると分かると思うんですね。
「あれ、なんかこの日本語変だな」とかそういうところを是非ご自分で体験しながら、今後も是非分かりやすいページの作成を継続いただけることを心から願っております。
10年間、本当にありがとうございました。

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企業グランプリ部門の贈賞のレポートは以上となります。
受賞された皆様、おめでとうございます。ご参加いただき、誠にありがとうございました。