プロモーションサイト賞 優秀賞
Buddience 仏像の顔貌を科学する
学校法人奈良大学
https://www.nara-u.ac.jp/buddience/
【サイト概要】
仏像のお顔の表現を科学するプロジェクト「Buddience」。
これは奈良大学の学生が""仏像の顔貌分析""という新しいアプローチで日本の歴史に挑んだプロジェクトです。
感情認識AIを使用し、仏像の感情や年齢を数値化。テクノロジーを通じた新しい観点による仏像研究をwebコンテンツとレポートとしてまとめ、大学の魅力を世の中に広くPRしました。
【制作背景】
近年日本では、少子化により大学の募集人数が受験者数を上回る定員割れが問題としてあります。
そこで受験を控える学生に対して、「日本の歴史や文化に強みを持つ奈良大学」ということをアピールしていく必要がありました。
奈良大学の日本文化を研究する学生達によるプロジェクト「Buddience」は、仏像216体の表情をAI(人工知能)を用いて客観的に分析した新しい研究です。
奈良大学はこのプロジェクトの分析をWEBで公開し、多くの学生に影響を与えました。
【ソリューション】
若者も興味を持てる仏像研究の新しいアプローチはなにか?
この点を突き詰めたどり着いたのが「仏像の感情をAIで推定する」というアイデアです。
感覚的・精神的な世界に、テクノロジーによる客観的アプローチを施し、新しい仏像の解釈や表現を実現させ、今まで歴史や仏像に興味がなかった層に興味関心を抱かせることを狙いました。
WEBサイトは“仏像の顔貌分析”を起点としたコンテンツを設計。ユーザーがアップロードした画像の表情を顔認識AIを用いて数値化し、近しい表情の仏像をみつけられます。仏像の“顔貌”を分析する学びの楽しさを体験することで、ユーザーに本プロジェクトを自分事化してもらいました。
【結果】
本プロジェクトはテレビ、新聞、ラジオ、WEBなど260以上の様々なメディアで取り上げられ大きく話題となりました。
仏像好きの有名人が体験するなどして、ソーシャル上でも拡散されました。
多くの媒体で露出し、広告換算値は1億円以上、大学サイトへのアクセス数はBuddience公開前と比較して110%増加。
大学のブランドが向上し、各大学が学生獲得に頭を悩ませる中、奈良大学への入学志望者数は前年より20%アップしました。
一地方の私立大学から、日本の文化や歴史に秀でた大学という認知を獲得することに成功しました。