2018年12月6日、東京、白金台の八芳園にて、「Webグランプリ」の贈賞式が行なわれました。今回で第6回となったWebグランプリ。このページでは「Web人部門」の贈賞の様子をお伝え致します。
贈賞に先立ち、Webグランプリ Web人賞選考委員会を代表して、
シックスアパート株式会社 取締役 CTO 平田 大治様より審査経過をご報告いただきました。
いよいよWeb人部門の贈賞です。
Web人部門のプレゼンターは、Web広告研究会を代表し、田中滋子代表幹事より贈賞させていただきました。
今年のWeb人部門は、Web人部門は、 Web人賞 4名、Web人特別賞4名、
Web人 of the year 1名、Web人大賞 1名の受賞です。
まずはWeb人賞の贈賞です。
株式会社KADOKAWA 松田 紀子様
Bytedance株式会社 ⻄⽥ 真樹様
※西田様、ご都合により欠席のため、
当日は代理の坂川様にお越しいただきました。
株式会社ピースオブケイク 深津 貴之様
※深津様は当日、ご都合により欠席でした。
ライオン株式会社 小和田 みどり様
続いてWeb人特別賞の贈賞です。
Integral Ad Science Japan株式会社
藤中 太郎様
Momentum株式会社
高頭 博志様
株式会社so.la
辻 正浩様
日本アフィリエイト協議会
笠井 北斗様
続いて、 Web人 of the yearの贈賞です。
映画監督
上田 慎一郎様
上田様から、受賞のお言葉を頂戴いたしました。
映画監督をしております、上田慎一郎です。
この度は光栄な賞をいただきましてありがとうございます。
カメラを止めるな!という映画は、制作費の約半分をクラウドファンディングで作りまして、
インディーズ映画ですので宣伝部というものがいなかったので、監督、キャスト、スタッフ、プロデューサー総出でTwitterやFacebookを駆使して発信をしてまいりました。
公開の始まる前は、キャストも半分ぐらいはTwitterのリツイートも分からない状態だったんですけども、不器用な人たちが多かったので、その人たちに使い方を教えて、発信をして、という形でしていきました。
口コミを意識した宣伝をと先ほどおっしゃっていただいたんですけども、最初から口コミを意識していたわけではなくて、純粋に観てくれた方の、最初の頃は2館からしか始まってなかったので、感想もそこまで多くなかったんですけども、毎日毎日エゴサーチして、見てくれた方の感想に、ありがとうという気持ちを込めて「いいね」をとにかく押していったと、
監督、キャスト、スタッフ総出で押していって、1年間ずっとそれを続けてきたことが、映画の成功にも繋がったのかなと思っています。
さっきちょっと計算したんですけど、1日100回「いいね」を、ありがとうを押したとして、
365日3、40人が押したとしたら、100万回に達するので、その100万回のありがとうが起こした奇跡なのかなと、思っております。
ありがとうございました。
そして、いよいよWeb人大賞の贈賞です。
Web人大賞は
JapanTaxi株式会社
金 高恩様
金様から、受賞のお言葉を頂戴いたしました。
こんにちは。JapanTaxiの金と申します。
本日はこのような光栄な賞をいただきまして誠にありがとうございました。
この賞は私一人ではなくて、移動で人を幸せにというミッションで集まっているJapanTaxiのみんなと、タクシーの移動時間をより良いものにしようと頑張っている、アイリスのみんなのものだと思っています。
弊社がアプリを始めて6年になるんですけども、6年前と今で比べると、タクシーを呼ぶお客様が、電話で呼ぶお客様よりアプリで呼ぶお客様が2倍以上に増えてきています。
アプリを使って頂いている方が多くなってきたことによって、タクシーの乗り方は変わってきたのかなと思っております。
そしてタクシーに乗っていただくと、最近はタブレットを乗せているんですけども、そのタブレットを使ったQR決済を始め、いろんな決済を搭載しておりまして、今度はタクシーの降り方を変えてきたと思っております。
ただ、これはたったの4、5年、アプリでいうと6年なんですけども、その6年でいろんなものが変わってきているのですが、タクシー業界ももう今年で107年、来年で108年になるんですけども、あんまり変化っていうのが大きくはなかったです。
なのでこれからはタクシーのみならず、日本の移動の未来に向けて、私たちはもっともっと頑張っていきたいなと思っておりますので、もし機会があれば是非タクシーに乗っていただいて、いろんなものを体験していただければ嬉しいです。ありがとうございました。
今年もWeb社会全体への貢献に寄与し、活躍された皆様の受賞となりました。
最後に、Webグランプリプロジェクトを代表して西田 健より、
閉会のご挨拶をさせていただきました。
本日企業グランプリ部門 、Web人部門を受賞された皆様、本当におめでとうございます。
また本日はお忙しい中、このWebグランプリ贈賞式においでくださいまして誠にありがとうございます。
Webグランプリは今回で第6回を迎えまして、ウェブサイトの健全な発展を目的として、
Web関係者の、Web関係者による、Web関係者のための賞として、優れた功績を残した企業および人物を検証し、その労と、その成果を称えるという目的で、毎年開催しております。
企業グランプリ部門の審査は応募したサイトの関係者がお互いに審査員となり、応募者同士がお互いのサイトを審査、コメントし合うという一般的な広告賞ですとか、表彰制度にはない素晴らしい特徴を備えていると思っています。
昨今Web広告の信頼性、企業ブランド価値を損ねるようなデジタルコンテンツ、広告などの話題が大きな問題となっておりますが、このWebグランプリのような、広告主、ベンダー、制作会社さんが一体となって、お互いを評価し合うという活動は、業界全体のお手本となるような素晴らしい取り組みだと思います。
引き続きこのWebグランプリへの活動にご支援のほどお願いいたしますとともに、今回受賞された皆様、そして惜しくも受賞には至らなかった皆様を含め、
このWebグランプリの活動を社内で積極的にアピールして、また来年是非チャレンジをお願いしたいと思っております。
只今をもちまして、日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会主催第6回ウェブグランプリ贈賞式を閉会いたします。
また来年この贈賞式でお会いできることを楽しみにしております。
本日は本当におめでとうございました。
贈賞式終了後には、贈賞パーティーが開かれました。多くの方にご出席いただき、 互いの親睦を深めていただきました。
【贈賞パーティーの模様】
■ 乾杯の挨拶
Webグランプリ ファウンダー 稲富 滋様
やはりWebをやってらっしゃる方は皆さんご存知だと思いますが、webとは作っただけでなくて、ずっと継続して、常にいいものにしていかなければならないということでございます。
やっぱりその努力を、評価されなければいけないな、と思っています。
あんまり、社内でものすごく高い評価かといわれると実は、昔はそうでもなかった、ということで、だったら自分たちでやってしまおうということで始めました。
映画のアカデミー賞を見なさいと、映画の関係者みんなで投票して、選ぶ賞です。
メジャーリーグでいえば、選手会がみんなで講評して、そのベストプレイヤーを選ぶ。
同じようにwebの関係者がみなさんで投票して一番を選ぼうと、という考え方でございます。
今回皆様方は、プロフェッショナルの皆様が投票によって選ばれた素晴らしい賞だということで、これはですね、会社にもどってぜひ大いに自慢していただきたいと思っておりますし、それこそSNSでも結構でございますし、社内広報でも結構でございますので、どんどんこのことは戻られて、フィードバックしていただきたいと思っております。
ということで、今後の皆様のご活躍とご健勝を祈念いたしまして、乾杯したいと思います。
ではご唱和お願いします、乾杯!
■ 締めの挨拶
WEB広告研究会 マネージャー 林 博史様
ということで本日のWeb グランプリご来場ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
皆様こんにちは。シックスアパートの平田でございます。審査員を代表しましてご挨拶と選考についてのご報告をさせていただきます。
WebグランプリのWeb人部門は、よく表彰の対象とされるようなクリエイティブやキャンペーン、ウェブサイト自体と異なり、人そのものに対してフォーカスし、関わっている方ご本人に送らせて頂く、おそらく非常にユニークな賞でございます。
先ほど鈴木専務理事のお話にもありましたように、その前身となるWebクリエーションアウォードの頃から数えまして第16回目となります。
審査委員は過去の受賞者の中から数名が務めております。
今年も委員による熱い議論を交わした後、 Web広告研究会の幹事会の承認を経て、今回の受賞者が決定しております。
インターネットは日々の生活に欠かせないほどに普及してきました。また、スマートフォンの普及に伴い、いつでもどこでも使えるような、ネットにどこでもアクセスできるようになってきました。
元々コンピューターと言うと若干とっつきにくいようなイメージがあったかと思いますが、今では UXであったりユーザー体験、ユーザーエクスペリエンスと言ったような言葉が言われるように、重要な位置を占めております。
このUXが向上することによって、人々の生活が以前とは比べ物にならないぐらいとても便利になってきております。今後あらゆる産業がこのデジタルの恩恵を受けていくことになるのではないかという風に考えています。
今回Web人大賞を受賞された金高恩氏は、タクシー業界においてUXの改善、そして新しい決済機能の導入、新しい広告市場の創出など、自社のみにならず、タクシー業界全体のデジタルシフトを支援する一翼を担ったことが高く評価され、今回の受賞となりました。
SNSの活用も新しい局面を迎えています。
Web人of the yearを受賞された上田慎一郎氏は「カメラを止めるな!」の映画監督として、口コミを意識したプロモーション活動に取り組まれ、映画そのものの面白さもさるものながら、SNSを最大限に活用し、様々な手法で観客を巻き込み、感染、パンデミックと呼ぶべき現象にまで広げることに成功したことが高く評価され、今回の受賞となりました。
一方、この数年インターネットは課題にも直面していると思います。
例えばアドフラウドと言った不正の問題もございますし、法的また倫理的に問題のあるコンテンツの流通など、情報の信頼性についても見過ごせない事態が起きております。
Web人特別賞を受賞された辻正浩氏、IASの藤中太郎氏、Momentumの高頭博志氏、日本アフィリエイト協議会の笠井北斗氏は、このような現状に対してそれぞれの立場で、健全化に向けた積極的な活動を行っていることが高く評価され、今回の受賞となりました。
受賞者全員のご紹介は割愛させていただきますが、Web人賞を受賞された皆様も含め、今年の受賞者は皆、ネット、ウェブの健全な発展に貢献された方々、特にUX、デジタルシフト、SNSの活用、そして不正対策や信頼性向上と言ったような活動に寄与された方々でございます。
皆様が今後も、より健全なネットの牽引役であることを期待しております。
受賞者の皆様改めておめでとうございました。