Webグランプリ

第2回Webグランプリ「企業グランプリ部門」贈賞式レポート

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2014年12月4日、東京 白金台の八芳園にて「第2回Webグランプリ」の贈賞式が行なわれました。当日はあいにくの雨模様となりましたが、多くの来場者様にお集まりいただきました。このページでは「企業グランプリ」贈賞の様子をお伝えします。

Web人部門の贈賞から続けて行われた企業グランプリ部門の贈賞は、Webグランプリ プロジェクトリーダー 田中滋子氏の審査経過発表から開始いたしました。

企業グランプリ部門は、参加された方はご存じかと思いますが、参加企業各社およびそのパートナー企業から審査委員の方を選出していただきまして、他社のサイトを評価する相互審査という形で運営されております。審査委員の方々は、1社平均5人から10人ということで選出いただいております。今年は昨年度から11社増え、44社の参加企業となりました。合計99サイトのノミネートをいただき、322人の審査委員の審査により、企業サイト賞、プロモーションサイト賞、特別賞が決定しております。一次審査では、各審査委員がサイトを見て、良かった点、改善したほうがいい点をコメントいただき、評価をしていただいております。Webに関わる者同士、延べ3278のコメントをいただくことが出来ました。いただいたコメントは各社ごとにまとめて、フィードバックしております。今後のサイト改善に非常に役に立つコメントをいただいておりますので、活用していただけるものと思います。

次に、スチューデント賞のご紹介をいたします。スチューデント賞は慶應義塾湘南藤沢中等部2年生・高等部2年生の皆さんに、同じように、サイトの良かった点、直した方が良い点をコメントいただき、評価していただいています。さらに、再度訪問したいか、また、サイトの責任者だったらどんな施策を打ちたいか、なども一緒にコメントいただいております。また、中高生の最近の時事的な話題、今年であれば、スマホの利用状況や、保護者とどのような約束をしているか、などのアンケートを採って、こちらも参加の企業の方々にフィードバックしております。

そして、浅川賞のご紹介もいたします。浅川賞は毎年、浅川智恵子さんに審査委員長を務めていただいておりますが、浅川さんは昨年紫綬褒章を受賞されております。また、5名の視覚障害のある方に参加いただき、審査委員会を開催し、審査をしていただいております。浅川賞のグランプリは、本日発表となります。

そして最後に、企業グランプリ部門の運営の根幹でもある審査コメントをたくさんいただいておりますが、真摯にサイトを評価していただき、愛のあるコメントをいただいた方々がいらっしゃいますので、その素晴らしい企業、および審査委員の方々を、私たち運営事務局より感謝して表彰させていただきたいと思います。

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いよいよ各賞の発表となります。 今回はまず、登録されたすべての審査委員が誰一人漏れることなく、審査にご参加いただいた企業7社を発表させていただきました。

株式会社ECコンサルカンパニー

岩崎電気株式会社

ソフトバンクテレコム株式会社

三菱電機株式会社

ヤマハ株式会社

株式会社リコー

東日本高速道路株式会社

各企業様には「感謝状」を贈呈させていただきました。

次に、素晴らしいコメントをくださった審査委員個人を審査委員特別貢献賞として発表させていただきました。今回は5名の方が受賞されています。

セコム株式会社 田中祥子様

日本マイクロソフト株式会社 手塚久美子様

株式会社マックグラフィックアーツ
(参加企業:東日本高速道路株式会社)
岩井奈都子様

コクヨ株式会社  杉山由希子様

富士ゼロックス株式会社 青木真吾様

5名の方々には、審査対象サイトを丁寧に評価し、非常に的確かつ愛のあるコメントをいただきました。Webグランプリの理念である相互評価の精神にのっとり、その熱意と審査へのご協力に深く感謝し、審査委員特別貢献賞をお贈りさせていただきました。おめでとうございます。

続いて、スチューデント賞の贈賞です。スチューデント賞は慶應義塾湘南藤沢中等部2年生・高等部2年生の皆さんに、ノミネートサイトを審査いただいております。スチューデント賞のプレゼンターとして、Webグランプリの前身でもある「企業ウェブ・グランプリ」のファウンダー 稲富滋氏に行っていただきました。

只今ご紹介いただきました、稲富です。このスチューデント賞は、「企業ウェブ・グランプリ」時の2009年、第3回から続けておりますので、今年でちょうど6回目となります。大方の企業にとりまして、Webサイトをたくさん持っていらっしゃると思いますが、その中に青少年向けですとか、子ども・キッズ向けのサイトというのも必ず持っていらっしゃる所が多いと思います。利用者視点ということで考えた場合に、果たしてそのターゲットとした子どもさんたち、あるいは中高生、青少年たちが、実際このサイトをどう見ているのであろうか、あるいは、どう評価しているのだろうか、ということが、元々のきっかけとなり、このスチューデント賞を作りました。

今回12サイトの応募があったわけですけれども、これは先程ご紹介ありましたように、審査されたのは慶應の湘南藤沢キャンパス中等部・高等部、約140名の生徒さんです。先生にお願いしまして、情報システムの授業の中で、実際にこのサイトを見ていただきました。大体1人平均6サイト程度を見てコメントをします。良いところ、良くなかったところ、自分だったらこんなふうにするよ、ということで審査いただくということで、点数を付けました。本来ですと、このプレゼンターそのものを審査していただいた学校関係の方にしていただくのが宜しいわけですけれども、生憎いつもこの時期というのはちょうど試験の時期に重なり、来ていただけないということで、私が代わりにやらせていただいております。

大体これで800を超える生徒さんのコメントを頂戴しております。応募の中には、実際に子ども向けではないけれども、果たしてこのようにピカピカのデジタルネイティブたちが今このサイトを見るとどんなコメントをしてくれるのか、ということから応募された企業さんもあると思いますが、そういう使い方も大いにありだというふうに思っております。この後来年からですけれども、この慶應の湘南藤沢キャンパスというのはやはりITリテラシー的に、ある程度非常に高い学校ですので、もし会場にお越しの方々のお知り合いで、あの学校だったらやってもらえるのではないか、というようなお話がありましたら、ぜひお声をかけていただければありがたいと思っております。本日、受賞の皆様方、本当におめでとうございました。

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まずは優秀賞です。1サイト目は、シャープ株式会社様 「みんなでECOファン」です。

優秀賞2サイト目は、日本航空株式会社 「JAL 工場見学」です。

次にスチューデント賞 グランプリ、2サイトの発表です。

グランプリ 1サイト目は、ソニー株式会社 「EYE SEE ユニセフ子ども写真プロジェクト」です。

グランプリ 2サイト目は、日本マイクロソフト株式会社 「Microsoft アカウント de ハッピーライフ」です。

スチューデント賞は中高生が審査委員として審査し、受賞サイトを選んだ賞となります。受賞された企業様、おめでとうございます。

次は特別賞の発表です。特別賞は今回から新たに新設された賞で、エントリーいただいた3サイトすべてが二次審査に進出し、且つ、二次審査進出企業の中で一社あたりの得票数が最も多かった企業に贈られる賞です。

今回特別賞を受賞したのは、コニカミノルタ株式会社様です。
プレゼンターはWeb広告研究会 代表幹事 本間充氏です。

コニカミノルタ株式会社様はエントリーされた「Giving Shape to Ideas スペシャルサイト」、 「絶滅危惧動物図鑑 みんなで守ろうぼくらのなかま」、「ランニングプロジェクト」の3サイト全てが二次審査に進出し、最も多くの得票を記録した事が評価されての受賞です。おめでとうございます。

次に、プロモーションサイト賞の贈賞です。プロモーションサイト賞のプレゼンターは、昨年のプロモーションサイト賞 グランプリに輝いた三菱自動車工業株式会社 取締役副社長 中尾龍吾様に行っていただきました。

ただいまご紹介いただきました、三菱自動車の中尾でございます。今更申すまでもありませんが、スマホの急激な普及に伴いまして、お客さまの情報収集量、それから商品の購入形態、このようなものがドラスティックに変わってきております。そういった観点から、企業のWebサイトといったものの重要性が、ますます高まってきております。我々経営の立場の者からしても、Webサイトが経営に与える力といったものが、非常に重要になってきているというふうに思っております。また今後は、色々な情報通信の社会におきましては、ビッグデータの活用といったものなどから、新しいビジネスモデルが続々と出てくることになるとに思っております。

Webサイト関連の業務をされている方は、このような世の中の動きに対して敏感に察知して、それらをいかに分かりやすく、お客さまが欲しい情報をいかに分かりやすく伝えるかといったところに、新しい提案をしていただきたいと思っております。また、こういった業務に携わる人たちにとって、このWebグランプリの設定といったものは、彼らのモチベーション向上に対して非常に大きな役割を果たしているというふうに思いますので、改めまして主催者の皆様方に心から感謝いたしまして、私のごあいさつといたします。どうも、ありがとうございました。

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まずは優秀賞の発表です。1サイト目は、貝印株式会社 「貝印包丁サイト」です。

2サイト目は、日本航空株式会社 「JAL Guide to Japan」です。

3サイト目は、大塚食品株式会社 「ボンカレー公式サイト」です。

4サイト目は、西日本旅客鉄道株式会社 「北陸新幹線スペシャルサイト」です。

そしてグランプリの発表です。プロモーションサイト賞 グランプリは、サントリーホールディングス株式会社 「3D on the Rocks」です。

プロモーションサイト賞 グランプリを獲得したサントリーホールディングス株式会社様を代表し、重野謙介様に喜びの言葉を頂戴いたしました。

サントリー宣伝部の重野でございます。この度は、栄えある、このような光栄な賞をいただきまして、感激しております。賞に選出いただきました審査委員の皆様に、まずはお礼を申し上げたいと思います。それから、当日あいさつ等は特にないよ、と教えてくれたうちの広報の皆にも、ありがとうとお伝えしたいなというふうに思います。それからこの賞は、元々通常のブランド活動の中で行っているマーケティング活動の一環としてやっていたわけではなく、プロジェクトみたいなものの中から生まれてきた賞なんですね。ですから、やはりそういうものの中からこういう賞が出てくること、それは私たちにとってものすごく励みになりました。私たちの力だけで出来たわけではなく、このプロジェクトのリーダーになってくれたTBWA HAKUHODOの佐藤カズーさん含め、制作に携わってくださった皆様に、感謝を申し上げたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

各社審査委員の方々の投票で上位5サイトが選ばれました。おめでとうございます。

続いて企業サイト賞の贈賞です。企業サイト賞のプレゼンターは、昨年の企業サイト賞グランプリに輝いた中部国際空港株式会社 代表取締役社長 川上博様に行っていただきました。

ご紹介いただきました、中部国際空港の川上でございます。昨年第1回の企業サイト賞のグランプリを頂戴いたしまして、私どもにとっては大変な栄誉でございますし、その受賞を励みとして、より良いWebにしようということで、スタッフ一同、また会社としても力を入れているところでございます。空港の特徴といたしまして、多くの情報をリアルタイムで、日本人のみならず外国人の方にもお届けしなければならないということでございますので、このWebというのは、大変私どもにとって強力かつ有効な情報通信手段というふうに認識しております。

私どものWebは、航空関係あるいは空港施設やアクセスという基本情報にとどまらず、空港で開催している色々なイベントの情報、地域の観光情報。それから商売の上では、例えば免税店のネット予約、それからSNSを通じた多くの方とのコミュニケーションツールということで、幅広い分野で活用させていただておりますし、また成果も上がっているというところでございます。今後とも、より使い勝手のいい、楽しいWebを目指してまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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企業サイト賞も優秀賞からの発表です。1サイト目は、株式会社資生堂 「資生堂グループ企業情報サイト」です。

2サイト目は、ポーラ美術館 「ポーラ美術館公式サイト」です。

3サイト目は、セイコーウオッチ株式会社 「時ノ技」です。

4サイト目は、株式会社日立製作所 「日立コーポレートサイト」です。

最後にグランプリの発表です。企業サイト賞グランプリは、日清食品ホールディングス株式会社 「日清食品グループサイト」です。

企業サイト賞 グランプリを獲得した日清食品ホールディングス株式会社様を代表し、鈴木均様に喜びの言葉を頂戴いたしました。

日清食品ホールディングス、宣伝統括部の鈴木でございます。私も今日、あいさつはないというふうに伺っておりまして、実は緊張しております。本日はこのような栄えある賞を頂戴致しまして、誠にありがとうございます。非常に、大変光栄に思っております。私どもはWebにつきましては比較的早くから対応しておりまして、以前は新しいことにチャレンジしている中で色々賞をいただいたということもございました。ここ数年、やはり忙しさにかまけてといいますか、中々そちらのほうに注力出来ておりませんで、ややもするとメンテナンス中心という形になっており、それが課題というふうに認識しておりました。それを何とか打開したいということでスタートしましたのが、今回の「グループサイト」の新しい立ち上げでございます。それがこのような形で表彰されるというか、評価されるということは、非常に嬉しく思っておりますし、これを励みに、これからWebにもっと注力していきたいと思います。どうもありがとうございました。

企業サイト賞には58サイトが参加されており、各社審査委員の方々の投票で上位5サイトが選ばれました。おめでとうございます。

贈賞式もいよいよ佳境です。続いては浅川賞(アクセシビリティ)の発表となります。プレゼンターは日本人女性として初めてIBMフェローに任命された浅川智恵子様です。浅川様の講評をいただく前に、優秀賞を受賞された10サイトの皆様に贈賞を行いました。

まずは、シャープ株式会社 「Challenge for change」です。

2サイト目は、同じくシャープ株式会社 「シャープ広報部ブログ」です。シャープ株式会社様は、浅川賞で2サイトの受賞となりました。

3サイト目は、日本マイクロソフト株式会社 「de:code 開発者向けイベント」です。

4サイト目は、セイコーウオッチ株式会社 「時ノ技」です。「時ノ技」は、企業サイト賞 優秀賞も受賞されています。

5サイト目は、コニカミノルタ株式会社 「Giving Shape to Ideas スペシャルサイト」です。

6サイト目は、セコム株式会社 「SECOM/女性の防犯対策情報サイト 女性のためのあんしんライフnavi」です。

7サイト目は、ソニー株式会社 「ソニーの「Eco」」です。ソニー株式会社様は、スチューデント賞に続いての受賞となります。

8サイト目は、東京海上日動火災保険株式会社 「東京海上日動の歴史」です。

9サイト目は、三菱自動車工業株式会社 「三菱10年10万kmストーリー」です。

10サイト目は、岩崎電気株式会社 「創立70周年 - 感謝を光にのせて」です。

ここで、浅川賞の講評を審査委員長である浅川智恵子様に行っていただきました。

今回優秀賞を受賞された10社の皆さん、どうもおめでとうございました。今年で浅川賞は5年目になるみたいなのですが、実は今までで一番苦労した審査でした。それはなぜかというと、皆さん今想像されていると思うのですが、全てが本当に素晴らしくて大変だったのか、それとも全てがとても悪くて大変だったのか、皆さん、どちらだと思われるでしょうか。実はどちらでもないんですね。今回はすごく、情報アクセシビリティの専門家として、とても考えさせられたアクセシビリティの審査でした。

それはどういうことかということなんですけれども、情報はいろいろと取れるのですが、なぜか何かが少し今までと違うというのを感じました。実際に私は目が見えないのですが、目が見える研究員、チームとディスカッションをしていて、少し分かってきたことがあります。彼らからは「HTML5が普及して、Webのデザインが変わったのではないか」「今までの日本のWebサイトはださかったけれども、今の日本のWebサイトはとてもおしゃれになった。そのことによって、何か音声で聞いた時に違いが出てるのだろうか」という疑問が投げかけられました。その結果として、やはりWebページがダイナミックでインタラクティブになって、そういう意味では非常に使いやすくなってきた。そういった新たなHTML5の時代になって、Webのアクセシビリティというものが新たな時代に入ってきたのかなということを、今回のWebグランプリのアクセシビリティの審査を難しくした原因であったのかなというふうに感じています。

実はそういって、審査委員の方はとてもシンプルで分かりやすい、情報が多過ぎなくて、音声で聞くにはちょうど良いというコメントだったんですね。実は私はそのコメントをずっと聞きながら、自分自身で情報にアクセスしていて、確かに簡単にアクセス出来るしアクセスする時間も短いんですが、でも何か少し足りないなって思いました。きっとこれは私が足りないと思っている情報の多くが、視覚的に、ビジュアルには絶対に表現されているはずだというふうに感じました。実際それを晴眼者の方々と確認をしていく中で、そのことが分かりました。

これは実は、私は問題ではなくて、素晴らしいきっかけをこのWebグランプリでいただいたなというふうに思っています。こういう審査の中で、新たなWebのアクセシビリティの課題、どうすれば視覚的な情報と非視覚的な情報の差を縮めることが出来るのか、アクセシビリティの差を縮めていけることが出来るのか、また、健常者のデザイナーの方々がそれをどうやってチェック出来るのかという、新たな研究テーマを頂いたような気がします。また来年に向けて、こういった問題をぜひWebグランプリのコミュニティの皆さんとディスカッションさせていただく機会をいただければと思います。最後になりますが、先ほどCMUに赴任したという、カーネギーメロンに赴任したという話がありましたが、実は私はIBMを退職したわけではなくIBMフェローとして今、カーネギーメロン大学で新たなアクセシビリティの研究にチャレンジしているところです。以上になります。ありがとうございました。おめでとうございました。

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いよいよ優秀賞10サイトの中から、浅川様より特別賞及びグランプリの贈賞が行われます。まずは特別賞2サイトから。

浅川賞 特別賞 見出しがなくともわかるで賞は、セイコーウオッチ株式会社「時ノ技」です。 おめでとうございます。

浅川賞 特別賞 表でチャレンジ賞は、岩崎電気株式会社 「創立70周年 - 感謝を光にのせて」です。 おめでとうございます。

そして浅川賞 グランプリの発表です。グランプリは、セコム株式会社「SECOM/女性の防犯対策情報サイト 女性のためのあんしんライフnavi」です。おめでとうございます。

浅川賞は参加いただいた全てのWebサイトを審査対象とし、審査委員長の浅川様をはじめ、目に障がいをお持ちの有識者の皆様に審査いただいきました。おめでとうございます。

これですべての贈賞が終了いたしました。最後に、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会代表幹事 本間充氏よりご挨拶をさせていただきました。

皆さま、師走のお忙しい中、また今日、ちょっと小雨が降っているお寒い中、この会場にお越しいただきまして、ありがとうございます。まず本日、企業グランプリ部門、それからWeb人部門を受賞された皆さん、おめでとうございます。

主催者側としましては、この企業グランプリ部門、Web人部門、毎年継続する時に、6~7月ぐらいから幹事のメンバー、プロジェクトメンバーと相談をするのですが、いつも色々なことが争点になっています。何が問題になっているかというと、かなりWebというもの自身が皆さんの中に浸透してしまい、逆にいうと、あまり大きな新しい発展がない。でも逆に、確実に企業の経営や皆さんの社会の中に役に立つ、ということは事実となっているわけで、その中で優秀なサイトに優劣を付けるというのはどれだけ難しいのか。もう一つは、色々活躍されている中の人たちが居る中で、その中から、この時代、この時期、この年の表彰にふさわしい人を私たちが選んで良いのだろうか。そういうことが毎年頭の中に課題として残りながらも、毎年この賞を続けています。

今年もこのように登壇されて、ノミネート、受賞された方たちにとっては非常に優秀な賞で、ただ今日、ノミネートされたのだけどステージに上がれなかった方たちの中には、その差は何だろうとお感じになられている方もいらっしゃるでしょう。先程も少しお話がありましたが、ひょっとしたらその差はかなり縮まっています。逆にいうと、票の大小で。ここにノミネートされて受賞された方と今日お席のほうにいらっしゃる方が分かれているかもしれません。それくらい日本の企業のWebサイトというのは質が高くなっており、かつ皆さんの活動がますます重要になってきているのではないかなというふうに思います。

一方、今日Web人賞、Web人大賞を取られた3人の方も、振り返ってみると、過去からの積み重ねが今年このように私たちの目にとまっているわけであり、実はかなり昔から活動されていた方たちだと思います。過去の受賞者も、恐らくそうだったと思います。たまたま今日、通過点として私たちの賞を受け取っていただいただけであり、この後も多分継続的に活動されていくのではないかなと思います。ぜひこの後も活動を続けていただいて、このWeb、もしくはコミュニケーション全体がもっと明るいものになっていくように道を開いていってほしいと思うばかりでなく、私たちもこの方たちに見習って、新たにWebを活用した活動を広げていきたいなと思っています。

Web広告研究会に話を戻しますと、今年も12月が会計年度上最後の月でありまして、この活動がほぼ年内最後の活動になっております。皆さんのご協力もありまして、2014年つつがなく行事を進められたんじゃないかなと思いますし、大きな活動成果も出ているのではないかなと思います。2015年度も大きな躍進、そして広告・広報や会社のコミュニケーションの活動に、Web広告研究会が一助になれれば良いなというふうに思っています。Web広告研究会は、皆さまのご意見、皆さまの活動によって成り立っている会ですので、ぜひ幹事や進行しているメンバーにお気軽に、自分たちがやりたいことだとか、悩み事だとか、やって欲しいことなど、何なりとお申しいただければと思います。

実は今日も代表幹事としてここに立っていますが、花王としては全く受賞をしていなくて、そういう意味では、花王のメンバーもほぼここに来ていないんですけれども、来年はここに代表幹事じゃなくて、花王のほうの席で座っていたいなというふうな気持ちを持ちつつ、ぜひ来年も皆さんとこの席上で、皆さんの素敵な成果と憧れる成果を皆でシェア出来るような会にしたいと思いますので、また来年も皆さん、お越しいただければと思います。本当に今日は長い時間、ありがとうございました。

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閉会後の贈賞パーティーまでの時間を利用し、テレビの取材などが行われました。

贈賞パーティーも非常に多くの方にご参加いただき、互いの健闘を讃えあいました。